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Yokohama Couple's Cafe aja

店長の日記です。
素敵なカップルさんに囲まれた、涙あり(あるのか?)、笑いありの
私の日常のひとコマをお伝えできたらと思っております。

2005年12月31日(土)22:28 
今年もあと1時間ちょっとです。

3年ぶりに大晦日の夜の部の営業をしましたが、
現在2組のカップルさんにいらしていただいております。

でも今年の4月に、
8ヶ月も前からご予告をいただいていた、
エイジャ始まって以来の超ロング計画をされた『ちなつ』さんは、
どうやら、お越しにならないみたいです(笑)。

男女の関係というものは、
結構、微妙なバランスの上に成り立っているところもありますからね。
それに、人生何が起こるか分からないものですから、
やっぱり8ヶ月前は無謀かと(笑)。

ってこんな話題は、
大晦日にはふさわしくないですよね。ごめんなさい<(_ _)>

でも、でもね、
エイジャHPのメッセージやひるわけHPのメッセージ、
それに、掲示板でも、
何度も、何度も、年末のご挨拶の言葉を書かせていただいたので、
日記では何を書いたらいいのか、分からなくなってしまったのです(笑)。

でも、今年1年間、
わたしのこの下らぬ日記を
毎回、欠かさず読んで下さった方、
ほんとに、まことに、どうもありがとうございました。
今年は途中で、
「日記書くのをや〜めた!」と駄々をこねたこともございましたが、
そんな方々を思うと、やはり、やめるにやめられませんでした。

そして、気が向いた時、たま〜に読んで下さるという方も、
どうもありがとうございます。
そんな距離感を保ちながらも、この日記を思い出していただけるのは、
とても光栄なことでございます。

そしてまた、こんな日記読んだことねえぜ!という方、
そういう方は、もちろんこの文章も読んでいないことになりますが、
でも、いつもエイジャにお越しいただき、ありがとうございます!
全ての会員さんがそんなスタンスだったら、
わたしも、とっても楽出来るんですけどね〜(笑)。

そして最後に、
この日記も読んだこともないし、エイジャにも来たことがない方へ。

わたしはいつだって、あなたのことを思い、
そんなあなたが、いつかこのHPを見つけて、
エイジャに足を運んでいただける日を夢見て、
この日記を書いているのですよ!

それでは、エイジャに関わったことがある方、
そして、これから関わる方皆様が、
良い年を迎えられますように!!!


2005年12月29日(木)21:43 
昨日は営業終了後、
ブラックジャックさんと一緒にお食事。

その前日には、
ハカセ&ころさんとも食べに行きました。

この仕事をやっていて、
一番いいな〜と思うことは、
様々な職業、趣味を持った方々と、
とても楽しくお話が出来ることでしょう。

決して、
女性のセクシーポーズが見放題!ではありません(笑)。

そして、色々なカップルさんから、
実に色々なことを教わっております。

もしも、わたしが理解力に長け、物覚えがよかったら、
恐らく、ひとかどの人物になっていることでしょう(笑)。


2005年12月27日(火)15:30 
寒くなってからというもの、
めっきり外出する時間が少なくなって来てしまいました。

なので、絶えず日記のネタに困り、
更新が出来ないのでございます。

しかし、最近、事件が起こりました。

大事件です!

コインランドリーの洗濯機が新品になり、
それと共に、1回200円が300円に値上げになったのです!

その代わり、洗剤が自動で出てくるようになったのですが、
1回100円の洗剤じゃ高すぎだよな〜。

ま、でもしょうがないか。


2005年12月25日(日)19:10 
昨日のクリスマスイヴは、
思っていたよりも
沢山のカップルさんにお越しいただくことが出来ました。

ジングルベル♪ジングルベル♪の軽やかな鈴の音と共に、
エイジャの店内では、
生命の賛歌を高らかに歌う、
艶かしい歌声がゴスペルのように力強く鳴り響いておりました。

クリスマスも終われば、
あとはもう大晦日までラストスパートです!

みなさん、とてもお忙しい時期かと思いますが、
お時間がある方は是非お越し下さいね〜。


2005年12月23日(金)19:49 
明日土曜日は、
エイジャの会員さんの多くが楽しみにしている(たぶん)、
カップル達の祭典、クリスマスイヴ!

さてさて、夜の部の予告状況はと・・・

って0組!(T_T)

なんで、カップルさんのイベントなのに、
カップル喫茶が暇なの?ねぇ?

教えてかずちゃん!

まあ、クリスマスイヴが暇なのは、
毎年のことなんですけどね。

折角、え・みさんに大部屋をクリスマスイルミネーションで
華やかに飾ってもらって、クリスマスムード満点なのに・・・。

やっぱり皆さん、
クリスマスイヴにカップル喫茶に行くことに、
抵抗があるのでしょうか。

そんな世間に合わせてばかりじゃダメです!

決して、商売上がったりだとか、
一人身の悔しさから言っているわけではありません。

ここに、ひとりの勇気ある青年の話をしましょう。

その青年は、
なんと明日のクリスマスイヴにヘルスに行こうとしているのです!

本人のプライバシーの為、誰とは言えませんが、
世間の流れと逆行するその生き様は
なにかしらの感銘を人に与えずにはいられません。

彼はいずれ大物になって、
行きたいだけヘルスに行けるようになる、
わたしはそう信じて疑いません。

さあ、みなさんも、
クリスマスイブのエイジャで二人の愛を確かめてみませんか?

馬小屋で生まれたと言われるあの方も、
きっと祝福を与え給えることかと思います・・・


2005年12月20日(火)22:21 
12月は忘年会が真っ盛り。

それに加えて今年のこの寒さ。

夜にエイジャに来るカップルさんは、
ほとんど皆さん、ぶるぶる震えながらのご来店です。

その影響でか、
平日・日曜日は深夜12時頃には、カップルさんもいなくなり、
店じまいになることもちょくちょく。

店内の掃除なんかは、カップルさんが少ない時には、
営業中からちょこちょことやっていますので、
深夜1時頃には、もう寝れる態勢になっています。

でも、さすがに、寝るには早すぎなので、
録画していたテレビ番組を見たり、
読みかけの本を読んだりして、時間をやり過ごしています。

「俺って優雅だな〜」って思いながら(笑)。

そして、昨日もまたそんな時間を過ごしていたら、
TKさんから電話があり、飲みのお誘い。

いちにもなく、了解し、
どこに飲みにいくのだろうと思っていたら、
意外や意外、みなとみらいの『万葉倶楽部』でした。

とうとうTKさんに
わたしの素晴らしい肉体美を見せる時が来たのです!

タクシーで乗り付けると、
「これが風呂屋かよ!」と思うぐらいの
堂々とした建物にびっくり。

中に入ると、すべてが広々としていて、
とても心が開放される雰囲気です。

ぼくはロッカーで素早く服を脱ぎ捨てると、
シャワーも浴びずにすぐに大好きなサウナへと。

乾いた体のままサウナに入ると、
汗が体から排出されるのが実感でき、
「お〜いまおいらの体から
毒素がどんどん流れ出していく〜」という気持ちになれるのです。

サウナを出た後は、様々な種類の露天風呂に入り、
お風呂から出た後、生き返ったような気持ちになりました。

それからTKさんと二人で、
だだっ広いお食事処でお酒を酌み交わし、
人生を語り合いました(笑)。

TKさん、いつも寂しがり屋のわたしの相手をして下さり、
まことにどうもありがとうございますです<(_ _)>


2005年12月16日(金)20:26 
今日はジムで
気持ちいい汗を流してきました。

でもサウナだけ(笑)。

最近、たまに
「ジムに行ってるのですか」と聞かれます。

行ってます!

でもサウナだけ(笑)。

エイジャのシャワーだと、
湯船に浸かれないからね。

ジムに行き、その湯船に浸かりながら、
その日の仕事の英気を養っているのであります!

この習慣がいつかトレーニングに変わることを祈りつつ・・・


2005年12月14日(水)21:52 
去年、大好評だった「え・み」さん主催の
ひるわけクリスマスパーティー、
今年もまた大盛況、大好評で幕を閉じました。

お忙しいこの時期、しかも平日の昼間という不利な条件に関わらず、
沢山の方が、とんでもない理由で会社を休んでまでも
ご参加して下さいました。

え・みさん、ベティの活躍で、
ほんと滞りなく、パーティは進められました。

かくいう、ぐうたら店長のわたしは、
着ぐるみを着てトナカイに扮し、
シャンパンの王様『ドンペリ』を飲んで
すっかり酔いつぶれてしまうという、体たらく。

でも、いつものことなので、
ほとんど皆さん気にされていなかったようです。

いや、でも、夢の中で
わたしを呼ぶ声が聞こえたような、聞こえなかったような(笑)。

それでは、え・みさん、ベティ、
そしてご参加していただいた皆さん、お疲れ様でした!

また来年!

やるかどうかは未定でございます(笑)。


2005年12月11日(日)23:25 
昨晩は、土曜日らしい土曜日で
なかなかの盛況ぶりでした。

そして、営業中から
やけに「焼肉食いて〜!」という思いに、
強迫観念のごとくとりつかれ、
振り払おうにも、振り払えず。

でも、ひとりで焼肉屋さんにいって七輪を囲む、
って、ひとりじゃ囲めないか、
ま、ひとりで七輪と対峙するのは、ちょっと侘しく
孤独な境遇のわたしにとっては
さらにより一層、心の中に冷たい風が吹き荒れそうなので、
昨晩、最後まで残ってくださっていたカップルさんを誘い、
3人で『闘牛屋』さんに行ってきました。

やはり『闘牛屋』はうまい。

この辺の焼肉屋さんは何軒か行ったことありますが、
価格面といい、味といい、ここが一番リーズナブル。

お誘いしたカップルさんも
とても喜んでいただけたし、
楽しく食べられてわたしも大満足でした。

今日は自由軒のチャーハンかな〜。

って寝る前にそんなものばっかり食べるから、
ぶくぶく歯止めが効かなくなるんだよな。


2005年12月08日(木)21:36 
暇です。悲しいほど暇です。

ぼくがもしも、うさぎだったら
あまりの寂しさにコロッと逝ってしまいそうなほど暇です。

「ま、12月はお仕事や忘年会や家の事情なんかで
色々と忙しいからな〜」と思いつつ、自分の心を慰めております。


あ、いま、なんだか、やまびこが聞こえてきました。

あ、なんだ、なんだ妖精が遊びに来たぞ。

それではみなさん、
妖精が一緒に遊んでくれるらしいんで、また〜!


2005年12月07日(水)23:00 
ぼくは、つまらぬことで頭を悩ますことがあります。
というかよくあります。

だから本題から外れ、
とんちんかんなことをぼぉ〜と考えていたりします。

最近では、マンションの問題。

連日ニュースでやってますよね。

現在、真実を求め、参考人質疑をやり、
これから証人喚問に進むことでしょう。

日本国民の多くが、今後に注目しております。

しかし、ぼくは、ニュースを見ながら、
耐震強度『偽造』なのか、耐震強度『偽装』なのか、
どっちが正しいのだろうか、
とそんなことを考えていたのです。

ニュースを見てても、『偽造』と『偽装』両方使われていますが、
それは使い分けているのか、
それとも同じ意味として使われているのか、よく分かりません。

『偽造』マンション?それとも『偽装』マンション?

う〜ん、どっちなんだろうと頭を抱え、
でも、特に調べることもなく、
でも、やっぱり、ニュースで両方使われると、疑問に思っていました。

そして、今日、エイジャの切れ者ベティーに思い切って聞いてみました。

「ねえねえ、『偽造』と『偽装』どっちが正しいのかな」って。

それを聞いたベティは、
「そんなどうでもいいこと、考えなくてもいいの!」
と最初は相手にしてくれなかったのですが、
でも、本人もちょっとは気になったのでしょうか、
ベティも少し考えたような顔をしました。

そして、
「う〜ん、それは書類を偽装して、マンションを偽造したのよ」と言いました。

その言葉を、しばらくの間、頭で噛み締めるぼく。

少し経って、「なるほど!」と腑に落ちました。

「強度が足りないのに、足りてるように強度を偽装した書類を作り、
マンションを偽造したのか!」と。

つまり、偽装とは、実体がないのにあるように見せかけ、
偽造は『実体のある本物』に似せた、『実体のあるにせもの』ということか。

偽造通貨とは、本物に似せて造った偽物の通貨であり、
姉歯設計士の頭の場合は、
ほんとは髪がないのにあるように偽装した頭ということで、
頭を偽造したわけではないのか。頭は偽物じゃなくて本物だからね。

でも、カツラ自体は、偽造された髪の毛か。

ということは、
偽造された髪の毛を使って、頭を偽装したのだから、
強度を偽装して、マンションを偽造したこととは
逆の行為であるということか。

でも、なんだか、分かったようで、
分かっていないような、ぼくの心境。

これ読んで、いたずらに混乱させてしまったら
すみませんです<(_ _)>


2005年12月06日(火)13:56 
今さっき、久しぶりに
わたしのスカイプを「スカイプ ミー(電話ちょうだい)」モードにしたら、
早速、オーストラリアの16歳の小娘から電話があって、
取ったら、いきなり、

「くそ!」

「たま!」

「くそ!」

「たま!」

と日本語で言われちゃった。

「くそ」は分かるけど、
「たま」ってなんなの?

あったまにきたから、
電話をぶった切ってやりましけどね。ふふ。

あ、どうも、みなさんこんにちは。じゃっくです。

今日は、え〜、先週の土曜日の営業後のお話です。

先週の土曜日は、深夜を過ぎてからもうお腹が減って、減って、
しょうがなかったんですよ。
もう、ほんと、たまらんほどに、減っちゃってね。

それで、最後のカップルさん、
ここ最近の会員さんで、マスター一押しのカップルさんなんだけどね、
その方が帰られた後に、そっこ、外に出て食べに行きましたよ。
エイジャ号をすっ飛ばしてね。で、何を食べに行ったかと言うとね、
これはもう、営業中から決めてたんだけど、
久しぶりに一蘭(いちらん)のラーメンが食べたくなってね、
ここのラーメンは、とんこつでちょっとピリっと唐辛子がきいてんのよ。
それが美味しくってね〜、早く食べたくて、食べたくてしょうがないから、
エイジャ号のペダルを回す足も、くるくるくるくる速い、速い。

でも、日ノ出町駅近くの信号でちょっと足止めをくらって、
それで青になった瞬間、横断歩道にすぐ飛び出したのよ、
そしたら、いきなり、左手で「どっすん!」ってもの凄い音がしたの。
ほんと隕石が落ちたんじゃないかって思ったほど。
ってそれはちょっとおおげさだけどね。
それで、びっくりして、そっちをみたらさ〜、
軽自動車がワゴン車におかまほられてんのよ、おかま。
あ、わたしのことじゃないわよ。
それで、そのまま見ていたら、そのおかまをほったワゴン車、
何を考えてんだか、そのまま、さらにその軽自動車を押したかと思うと、
左に曲がって、猛スピードで逃げていったのよ。いわゆるやり逃げ?
じゃなくって、当て逃げ。
正義感が強いわたしは、ナンバーを覚えようとしたんだけど、
その瞬間、左から殺気のようなものを感じて、そっちを見たら、
当てられた軽が、わたしの方に突っ込んできたのよ〜、
もうわたし、もうわたし、死ぬ〜!死ぬ〜!って、
絶頂に登りつめた時のあえぎ声みたく叫びながら、
ペダルをこいで、こいで、こぎまくって、
ほんと、奇跡的に難を逃れることが出来たの。もう心臓バクバク。

でも、腹が減っちゃあ、戦が出来ないから、
って別に戦うことなんて何もないんだけどね、
ま、とにかく、空腹には逆らえないから、そのまま一蘭に向かったの。

で、ついたらびっくり!

深夜っていうか、もう4時だから朝方ね、
そう、朝方の4時だっていうのに、
10人くらいが行列作ってんのよ〜。信じられる?

信じられないよね〜、わたしも信じられなくって、
目をぱちくり、ぱちくりしたんだけど、
やっぱり、10人が行列作ってんのよ。
もうこうなったら、信じるしかないわよね。

それで、わたし選択を迫られたわ。

寒空の下待つか、他に行くかの2者択一の選択を。

それで、結局、わたしが選択をしたのは、
だったら自由軒のチャーハンを食べようってこと。

でも、ついてない時って
とことんなのよね〜。

閉まってんのよ、自由軒。がび〜ん。

ってでもこれは、
自由軒3時閉店だってことを忘れてた、わたしがいけないんだけどね。

それでまた引き返して、やっぱ一蘭にしようって。

結局、10分ほど並んで、ラーメン食べた。

そして、最後の一滴まで飲み干しちゃった。てへ。


2005年12月05日(月)20:00 
12月1日の日記のつづき

出来るだけ関わりあいになるのはよそうと、
その場を立ち去ろうとしているぼくを引きとめようと、
その彼は、
「いえ、実はですね」と切羽詰った泣きそうな顔で、話し始めました。

「実は、さっき近くのコンビニで財布を失くしてしまったんです!
ヴィトンの財布を!
一生懸命探したんですけど、全く見つからないんですよぉ〜。
地方から出てきて電車賃もないし、親にも電話出来ないし、
どうしたらいいのか、分からなくって」
とまさに困り果て、途方に暮れ、にっちもさっちもいかない様子。

だから、重そうな荷物を持っているぼくを手伝い、
超短期のバイトをしたいということなのだろう。

そんな困り果て泣きそうな顔の彼なのですが、
真っ赤に充血した目や顎の擦り傷が気になって、
どうしても、「お困りのようですので」と
素直に助けようという気にはなれませんでした。

だからぼくは、
「それだったら、警察に行ったらいいんじゃないですか」
とやんわりと遠まわしに断わりました。

するとその彼は、
我が身に降りかかった不幸を訴えようと、さらに真剣な面持ちで
「そうなんですよ、わたしも警察に行ったらお金を貸してくれると思って、
行ったんですよ!でも知ってましたか。
そのお金って警察官のポケットマネーらしいんですよ。
『訳の分からん奴には貸せない』ってそんなこと言うんですよ!
それで結局貸してくれなくって・・・。
ほんとどうしたらいいか・・・」と。

そこまで言われると、ぼくは彼のことが不憫になって、
お金を上げてもいいかなって思ったのですが、
見ず知らずの人にお金を上げたことなんて、募金以外では全くなく、
それに、路上で財布を取り出し開けることに、やはり抵抗を感じました。

でも、真夜中の寒空の下、真剣な目でぼくに懇願している彼を見ていたら、
やはり、なんだか可哀想だったので、
「別に貸すというより差し上げますけど、
でも、1000円くらいしか上げられませんよ」と言うと、

「いいです、いいです。それでほんと十分です。
親に電話かけられればそれでいいんで」と頭を振りながらその彼。

それでぼくは後ろのポケットから財布を取り出すと、
その中から1000円札を一枚抜き取り、彼に渡しました。

それを受け取った彼は、
「どうも、すみません。ほんとすみません、ありがとうございます」
と言い、何度も小さく頭を下げました。

ぼくは、「いいです、いいです。それじゃ頑張って下さい」
と言い、バスタオルを持ってその場を立ち去ろうとしたら、

「あ、手伝いましょうか」と律儀にその彼。

その申し出を丁重にお断りすると、

「あ、そうですか。じゃありがとうございました」と言って
暗がりの方へ消えていきました。

ぼくは彼がいなくなったのを確認すると、
なんだか不思議な気持ちを感じながら、
バスタオルをエイジャ号の前のカゴの上にひとつ置き、
もう一つのバスタオルの袋を右のハンドルにかけ、
うまくバランスを取りながらコインランドリーに向かいました。

コインランドリーに着き、洗濯機の中にバスタオルを突っ込むと、
ぼくは、なんだか彼のことが気になったので、
帰り道は彼の消えたあたりの道を通りました。

彼の姿は見当たらず、「家に帰れる目処は付いたのかな」と思いながら、
エイジャ号を走らせていると、エイジャの近くに来た時でした、
反対側の歩道を、「銀だこ!銀だこお〜!」と叫びながら、
自転車に乗った警察官3人が猛スピードで走りすぎて行きました。

「なんだ、なんだ〜」と思ったぼくは、
そのままエイジャを通り過ぎ、すぐに『銀だこ』へ。

みると、銀だこのちょっと先に、パトカーが止まっていて、
5,6人の警察官が、一台の小型トラックの横に集まっていました。

トラックには男二人が乗っていて、
なにやら職務質問を受けています。

トラックが止まっている反対側には野次馬がすでに出来ていて、
その場所を通り過ぎる人達も、「なんだろう」という雰囲気で、
そのトラックを見ながら通り過ぎていきます。

ぼくもエイジャ号に乗ってゆっくりその場を通り過ぎ、
またゆっくりUターンして戻ったのですが、
結局、何があったのか分かりそうもなかったので、
そのままエイジャに戻りました。

とりあえず、あの彼が関わっている訳ではないことは、
確かだったようです。

そして、ぼくは今日もエイジャ号と共に、
深夜の伊勢佐木町を行く。


2005年12月05日(月)18:35 
今年の忘年会もまた、
陽気な仲間たちの楽しく愉快な雰囲気で、
幕を閉じることが出来ました。

6時間もの間、始終笑い声が絶えない、
リラックスした雰囲気の飲み会って、
そうはないですよね〜。

ただわたしの場合は、リラックスしすぎなようで、
「もっと気を遣えよ!」という声がちらほら。

ほんと、酔っ払って楽しくなってくると、
周りが見えなくなるのが、わたしの弱点。

でも、今回はなんとか持ちこたえ、
さとちゃんの回し蹴りは受けずに済んだようです。

今回の参加者はカップルさん3組、
ほかわたしを含めた単独男性が6人の計12人。

これがカップル喫茶の飲み会かよ!
と突っ込みを入れたくなるような、男女比でした(笑)。

それでは、今回参加して下さった皆様、
大変お疲れ様でした!

また来年も懲りずにやりますよ〜。


2005年12月03日(土)16:43 
さって、明日は
エイジャが始まってから毎年行っている恒例の忘年会!

今年で4回目の開催となります。

どうして、エイジャで
忘年会をやるようになったかと言いますと、
それは、偶然の出来事でした。

3年半ほど前の7月にエイジャを始めたのですが、
3,4ヶ月経った10月、11月には、
段々と常連さんも増えていき、
わたしもカップルさんとお話をするようになっていました。

そして、その年の12月のある日の土曜日。

エイジャで仲良くなった人達数人が、
エイジャの外で飲んでいるという情報をキャッチ。

わたしもお誘いを受けたのですが、
もちろん仕事があったので断念・・・

のつもりが、
その日は土曜日にしては、早めにお客さんが引けはじめ、
でも、二組のカップルさんが
「まだまだこれからじゃ〜」って感じで残っていました。

その二組のカップルさんというのが、
当時はまだ現役ばりばりのTKさんと、さと&くうまさん。

その頃には、わたしも親しく話をするようになっていました。

そして、わたしも色々とストレスが溜まっていたのでしょう、
飲みに行きたくてしょうがなかったのです。

それで、盛り上がっている大部屋にづかづかと入り込み、
「なにやってるんですか!
これからみんなで飲みに行きますよ。忘年会やりましょう!」
とちょっぴり強引に誘いました。

「はあ?」とあっけに取られる4人の視線を尻目に、

「早く、早く、着替えて、着替えて」と促すと、
そそくさと店を閉め、みなさんの準備を待つと、
先に飲んでるほかの方々と合流したのでした。

これが、最初の忘年会であり、
それが思いのほか盛り上がり、好評だったので、
翌年、翌翌年と開催して、
それぞれ15組、12組ものカップルさんに参加していただいた、
盛大なものになったのです。

そして、今年は〜!と言いますと、
単独男性4人、カップルさんは1組と
急にこじんまりとした飲み会に逆戻り!

メンバーを見ますと、
ほとんどエイジャではもう刺激を得られない、
残党のようなメンバー(笑)。

さとちゃんは、紅一点となりそうです。

今回は気を遣わなくて良さそうだから、
ちょっとほっとしているわたしでもあります。


2005年12月02日(金)15:25 
最近は、
深夜12時前後にはお客さんが引けてしまう日が多い。

大寒波の影響なのだろうか。

昨晩も同様にそうであった。

最後のカップルさんがお帰りになられた後、
掃除をしながら、お客さんを待つことにした。

お客さんが来ないなら来ないで、
お店を閉めた後のオレの時間、オレだけの時間を
ビールを飲みながら、
『その時歴史が動いた』の再放送を見ようと思っていた。

孤独で侘しい時間の過ごし方かもしれないが、
これはこれで、結構、満ち足りた気分になれたりもする。

そう、こういう誰にも邪魔されない時間に、
人は自分自身に還っていくのだ。

そんな貴重な時間を早く得たいが為に、
オレは、「とっと掃除終わらせてやるぜ〜」と思いながら、
フロアーに掃除機をかけている、その時であった。

「今週のその時は、西暦2005年12月2日午前0時12分(←松平アナの声)」

お店の電話がプルルルルと鳴った。

「はい。エイジャで〜す♪」
とお得意のオカマ声で出たオレが、すぐに耳にした声は、

「おはようございます」
と妙に低音の聞いた落ち着いた声であった。

その声はなんだか、
「お客さんがいないのはすでに見越しているんだよ」
そんな自信さえも伺わせるものであった。

「何もかも全てばれている!」オレは瞬間的にそう感じ、
もう逃げも隠れも出来ないことを悟った。

そして、オレは10分後、
『あきよし』にいた。

それから5分後、少し遅れて来たTKさん。

そしてオレは見た。

TKさんの傍らに、ぽつねんと少し恥ずかしそうに、
綺麗な女性が立っているのを!

TKさんは言った。
「いや〜、彼女がどうしてもマスターに会いたいって言うんですよ」

オ、オレに会いたい?
なんの意図があるというのか!

「ほぉ〜。こんなカワイイお嬢ちゃんが、
わたしに何のご用なのかな」とオレ。

すると彼女さんは、うつむいていた顔をキッと上げ、
真剣な眼差しでオレを見つめると
「わたし、彼のことをもっと知りたいんです!
マスターなら、わたしの知らない彼のことを知ってるかと思って!」
と言った。

「ほっほう。そう来ましたか。確かにわたしは知っとるよ。
お嬢ちゃんの知らない彼のことを。
お嬢ちゃんの想像もつかない彼のことをなぁ〜。ほっほっほっほ。
でも、申し上げてもいいものかどうか・・・」とオレはチラとTKさんの方を見た。

俯いてた。どうやら全て観念しているらしい。

「教えて下さい!」
再び彼女さんは切実にそう訴えてきた。

「うん。いいよ。なんでも教えてあげるよ」
オレはそういうと、
その後2時間に渡って、TKさんの武勇伝を話し始めたのでした。

それから二人がどうなったかは、
わたしには全く分かりません。


2005年12月01日(木)16:59 
先日の出来事。

その日の夜の部は満員御礼のとても忙しい日でした。

なので営業終了後には、
使用済みバスタオルが沢山。

ぼくはそれを大きな袋2つに目一杯入れ、
それを両手に持ち、よっせよっせと階段を降り、外に出ました。

そして、止めてあるエイジャ号の荷物カゴの上に、
バスタオル袋をバランスよく置こうとした、
その瞬間でした。

車道側から一人の若者風の男が近づいてくるのを
横目に感じました。

別に気にせず、そちらを見ることもせず、
バスタオル袋をカゴの上で安定させようとしていたら、

「手伝いましょうか」
と突然その男は言ってきました。

不意を付かれ、びっくりするぼく。

その男の方に顔を向けると、
その男は20代後半か30代前半くらいで、
髪は肩まであるロンゲで、一見遊び人風。

けれど、その目は酔っ払ってるのか、赤く血走っており
何かただならぬ、のっぴきならない事態を感じさせ、
しかも、顎には、酔っ払って転んだのか、喧嘩したのかしらないけど、
擦り傷があり、皮膚がめくれ、赤くなっていました。

ぼくはバスタオルを持っていたので、全くの無防備の状態でしたが、
心の中では、
『緊急事態発生!緊急事態発生!乗組員全員警戒態勢に入れ!』の
アラート音がけたたましく鳴っていました。

そして、「手伝いましょうか」との彼の親切な申し出を
「い、いえ。大丈夫です」と冷たく断り、
そして、その場をすぐに立ち去ろうと
ぼくのナイトライダー、エイジャ号に跨ろうとしました。

(いくぜ!キット!!)(了解です、マイケル)

とその時、その男が、
「いえ、実はですね」
と泣きそうな顔と声で話し始めたのです。

つづく

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