先日、
初めてお越しいただいたカップルさんに、
少し前に書いた、
『女性の性の開放が、
男性のEDの増加につながったのではないか』
というような趣旨の日記に対して、
お褒めの言葉をいただきました。
そして、
「文才がおありですよね」とも。
天まで舞い上がらんばかりに、
嬉しかったのですが、
でもじつは、この日記の内容には、
種本があります。
それは、
あらゆる分野に好奇心を持つジャーナリストである、
『立花隆』が書いた、
『アメリカ性革命報告』というルポルタージュであります。
この本は、ちょうど30年前に発行され、
わたしは10数年前の20代前半の頃に読みました。
当時、ちょっぴり立花隆にはまっていて、
『日本共産党研究』『宇宙からの帰還』『田中角栄研究』
『ロッキード事件傍聴記』などという、
なんだか小難しい臭いがプンプンするものを読んでいたのですが、
ある日、古本屋で、この『アメリカ性革命報告』を発見。
「へー、この人は、
エロにも興味があるんだ〜」
と感心しながら、購入し、
早速、読み始めたら、エロに対する分野であるため、
わたしにしては、結構、早めに読み終わることができました。
この本は、1970年代のアメリカで始まった、
アメリカの性革命を、膨大の文献を読んだ上で考察した、
じつに、学術的な本なのであります。
性革命というと、なんだか堅苦しいので、
これからはエロ革命と呼ぶことにしましょう。
1970年代のアメリカで、
既存のエロに対する倫理観を崩壊する、
エロ革命が、起こったらしいのです。
アメリカというと、なんだかポルノの本場って感じで、
エロに対しても、進歩的かつ大胆な印象を
わたしは持っていたのですが、
でも、現実は、全く、違っていたらしいです。
それは、アメリカといえば、
やはり、キリスト教社会。
エロに関しても、
キリスト教的倫理観に支配されていて、
ものすごく、保守的だったらしいです。
20代の若者でさえも、
結構、多くの人が、
「結婚するまで、SEXはダメ」
という価値観を持っていたりしていたそう。
もちろん、その親の世代は、
もっとその割合が増えます。
でも、宗教や思想で抑えられるほど、
エロの世界は、そんなに生易しいものではありません。
敬虔なクリスチャンであれば、あるほど、
どんなに抑え込んでも、湧き上がってくる、
淫らな考えに苦しめられ、
中には、精神が崩壊してしまうケースも。
そのような背景のせいだったか、どうかは忘れましたが、
とにかく、確か、若者を中心に、エロ革命が起こったのです。
その中で、女性のエロも開放されたのですが、
そのエロ革命からしばらくして、
チャップリンの時代からは考えられないほどに、
EDに悩む男性が増えたらしいのです。
(なぜ、チャップリンかと言いますと、この本の中にあるのですが、
チャップリンは大のクンニ好きで、それを嫌がる奥さんに無理やりやって、
裁判にかけられてしまったらしいです。
今だったら、逆の事態が考えられるかもしれません・笑)
そして、その男性のインポの原因として、
確か、立花隆氏の言葉として、
「開放された、女性の巨大なエロを前に、
男性は、怖気づいてしまったのかもしれない」
みたいなことが書いてあって、
20代前半の頃のぼくは、それが面白くて、
未だに印象に残っていたんですよね(笑)。
それで、少し前の日記の流れの中で、
そんな説を披露したのであります。
30年前に書かれた本なので、
現代の考えからいうと、もしかしたら、
間違っていることも書いているかもしれませんが、
今読んでも、きっと面白く読めると思います。
ブックオフでも簡単に手に入るかと思いますので、
ご興味をお持ちになった方は、
是非、一読をオススメいたします♪
追伸:
この本のレビューが書いてあるブログを発見しました。
こちら。