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Yokohama Couple's Cafe aja

初めての方への、
わたくしマスターからのちょっとしたアドバイスや、
カップル喫茶への理解が深まるコラムなど。

学びの場としてのエイジャ
社会の最小単位は、

「わたしとあなた」の2人、

ということが、

社会学においては

いわれているそうです。


ということは、

エイジャは、

社会と社会が出会い、

より大きな社会を形成してはまた別れる、

ということが、

日々、繰り返されている場所、

ということがいえそうです。


また、

社会の中には、

それぞれの社会に、

固有の文化があるともいわれます。


ということは、

1組1組のカップルさんそれぞれに、

固有の文化があるということになります。


そして、

カップル喫茶で上手に遊ぶためには、

カップルさんそれぞれが持っている、

固有の文化を尊重することが

大切なことになります。


わたしたちの誰もがみんな、

往々にして陥りがちな過ちの1つに、


「自分たちにとって正しいことは、

他の人にとっても正しいであろう」と、


つい思い込んでしまうということが、

あるように思います。


でも、必ずしも、

そういうわけでは

なかったりしますよね。


相手に対して、

良かれと思ってしたことが、

逆に、

その人に対して、

迷惑ををかけてしまったということは、

誰もが経験したことが

あるように思います。


エイジャの場合では、

相手の方に

気持ち良くなってもらおうとして、

したことが、

逆に、

相手に苦痛を与えてしまった、

ということは、

往々にして、あったりします。


自分のパートナーは、

喜んでくれることでも、

ほかの人にとっては苦痛である、

ということは、

よく、あるんですよね。


そのような目に合うのは、

大抵は、女性だったりするのですが、

でも、ほとんどのケースにおいて、

その苦痛を訴えることは

できなかったりするようです。


皆さん、

口を揃えて仰ることには、


「善意でやってくれているのが分かるし、

痛みを訴えると、

場の雰囲気を白けさせてしまいそうで、

なかなか、言いづらい」


ということです。


ほんと、

エイジャにいらっしゃる方は、

皆さん、

お優しい、良い方ばかりなのでございます。


ですので、

このようなことにならないためにも、

カップルさんそれぞれが、

育んできた文化(やり方)を尊重することが

お互いに、大切になってきます。


お互いに気が合って、

めでたく交流となった際も、

いきなり、

自分たちの文化(やり方)を

押し付けるのではなく、

最初は、慎重になって、

できるだけ、

柔らかいタッチで触れながら、


「嫌なことがあったら、

遠慮なく言ってくださいね」


「もし痛かったら、

左手をあげてくださいね
(歯医者か!)」


などと言ってあげれば、

お相手の方も、

安心して、

身を任せることが

できるようになるかと思います。


長年、

様々なカップルさんを

観察しておりますと、

交流が上手なカップルさんは、

皆さん、自然と、

そうやって、確認しながら、

交流を楽しんでおられる感じです。


そういうカップルさんは、

沢山、エイジャに遊びに来ても、

他のカップルさんから、

クレームが来ないのはもちろんのこと、

しばしば、感謝されています。


長年、

エイジャをやってきて思うのは、

他のカップルさんの

文化を尊重することは、

その文化から学べるようになることも、

意味するのだなあということです。


自分たちの文化だけが正しい、

そう思っていると、

ほかの人たちの文化から学ぶことは、

できなくなってしまうようです。


エイジャという場所は、

大いなる学びの場である、

といっても良いかと思います。


他のカップルさんの

文化から学んだことを

自分たちの文化に取り入れることで、

自分たちの文化を豊かにすることが、

できたりするんですよね。


そして、

幅広い人間性をさえ、

獲得することができるのであります。

(お前の人間性はどうなのだ、

というツッコミはご遠慮ください)


って、なんか、

エイジャを美化しすぎのような

気もしないではないですが(笑)、

でも、

わたしと致しましては、

ご来店くださる皆さんが、

お互いの文化を尊重し、

学びを深め、

お二人の関係性を

さらにより良いものにしてくださったとしたら、

これに勝る喜びはないのでございます。


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