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Yokohama Couple's Cafe aja

初めての方への、
わたくしマスターからのちょっとしたアドバイスや、
カップル喫茶への理解が深まるコラムなど。

理想的な社会の形
最近、

Wikipediaのルソーの項目について

読んでいたところ、


「ルソーのいう、

理想的な社会の形態と、

エイジャの営業形態は、

とても似ているかも?」


と、おこがましくも、

そんな印象を

持ってしまったのであります。



ルソーは、

全ての人が自由で平等な市民として尊重されるような

社会を形成することが理想であると言い、

そのような社会を形成するには、

その社会に属する一人一人の身体と財産を、

共同の力の全てをもって、

守り、保護するような、

結合の一形式を見出すことが

必要であると言います。



そして、

そのような結合の形式を確立することで、

一人一人が全ての人々と結びつきながらも、

自分自身にしか服従せず、

以前と同じように自由であることが可能になる

と言います。


そして、


このような認識のもとで、

人々が社会と契約を結ぶことが

大切であるというのが

ルソーの主張するところです(たぶん)。



この主張の特徴して言えるのは、

個々人の自由の前に、

全ての人がひとつに結びつくことが可能となる、

結合の一形式を見出すことが大事、

ということであるように思います。



初めから、個人個人が、

自分だけの利益を追求するとしたら、

社会はどうしたって、

乱れてしまいますもんね。



ルソーは、

人々をひとつにまとめるためには、


「国民一人一人は、

共通の利益を志向する、

『一般意志』のもとに、

統合されるべき」


というんですよね。



この、


「共通の利益を志向する、

一般意志のもとに統合する」


というのは、

エイジャの営業において、

ずっとやってきたことであります。



エイジャにおける一般意志とは、

「相互鑑賞の雰囲気を大切にする」

ということでであります。



相互鑑賞の雰囲気の大切さを

全ての会員さまの間で共有していただくことにより、

皆さまの安心・安全は守られ、

そしてまた、

全ての会員さまを、

一つにまとめることを、

エイジャは目指していたりします。



一口にエイジャの会員さまといっても、

1組1組のカップルさんの、

趣味趣向は違います。



10組のカップルさんがいれば、

10通りの趣味趣向があるといって、

差支えないと思います。



ですので、

もしも、

1組1組のカップルさんそれぞれが、

自分たちの趣味趣向(個別意志)にのみ従って、

自由に遊んでいただくことを、

最優先にしてしまいますと、

カップルさんそれぞれの利害が衝突し、

雰囲気が乱れてしまうのは、

避けられなくなってしまいます。



そういうことから、

エイジャでは、

相互鑑賞の雰囲気を大切にするという、

一般意志を

皆さまに共有していただいています。



これが、

皆さまにとって、

共通の利益になると、

エイジャは考えているんですよね。


なぜかと申しますと、

相互鑑賞の雰囲気を大切に

していただくことによって、

安心・安全が確保され、

また、

年齢や趣味趣向、

エイジャ歴やご来店回数とは、

無関係に、

全ての会員さまが平等になるからです。



とはいえ、

安心・安全、かつ、

平等の雰囲気が確保されたあとは、

会員さまそれぞれの個別意志に基づく、

選択性が浮上してきます。



なぜかと申しますと、、

会員さまそれぞれに、

「好み」

というものがあるからです。



「好み」というのは、

どうにもこうにも、

どうしようもないものであって、

これを無視することはできないです。



もしも、無視するとしたら、

ほとんどの人は、

遊びに来れなくなってしまうように思います。



なので、

会員さま同士の交流に関しては、

お互いの個別意志を尊重し、

決して、

無理強いしないことが大事となります。



まとめさせていただきますと、

相互鑑賞の雰囲気においては、

店内にいる全ての人が共有している

一般意志を尊重していただき、

(観てばかりはダメということ)

そこから先に関しては、

カップルさんそれぞれの個別意志を

尊重していただくということになります。



そして、

一般意志と個別意志の間に、

矛盾がない状態が、

ルソーがいうところの、


「各人が全ての人々と結びつきながら、

しかも自分自身にしか服従せず、

以前と同じように自由であること」


ということであり、

これこそが、

理想的な社会の形ではないかと思い、

そんな社会に

なるべく近づけるように、

日々、あれやこれやと思案を巡らしている、

わたくしマスターなのでした。


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