2つのタイプのマナー違反

一口にマナー違反といっても、

2つのタイプのマナー違反がある

と思っております。



1つ目のタイプのマナー違反は、

一般常識的感覚からいっても、


「それは良くないよね」


と大抵の方には、

ご納得いただけるものになります。



2つ目のタイプのマナー違反は、

お店の文化の違いによって

生じるものになりますので、

マナー違反になるかどうかは、

お店によって変わるものになります。



1つ目のタイプのマナー違反の

例といたしましては、


「その気のないカップルさんに、

許可なく手を出す」


といったことです。



こういった、

1つ目のタイプのマナー違反に関しては、

どのお店においても、

マナー違反と認定されることが多いものです。



ですので、

ご注意を申し上げたとしても、

大抵、すんなりご納得いただけますので、

その後、お店とトラブルになるということは、

ほとんどありませんですし、

エイジャでは、

これまでのさまざまな改革によって、

こういったタイプのマナー違反をされる方は、

ほとんどいらっしゃらなくなりました。

（もし、いらっしゃった場合は、

スタッフまでご遠慮なくご相談ください）



エイジャにとって、

結構、大きな問題となっているのは、

2つ目のタイプの、

文化の違いから生じるマナー違反となります。



一口にカップル喫茶遊びといっても、

いろいろな遊び方がありますので、

お店によって文化が異なるんですよね。



例えばですが、

エイジャでは、

カップル喫茶初めての方でも安心して、

非日常の刺激を味わっていただけるように、

「まずは相互鑑賞からの雰囲気作り」

ということを大切にしておりますので、

相互鑑賞の雰囲気が作られる前の、

いきなりのお声がけ、お誘いは、

基本的に、

マナー違反とさせていただいておりますが、

でも、他店様においては、

これはまったく問題ない行動である場合も

多いかと思います。



と申しますか、

お客さま同士コミュニケーションを取りやすいように、

カウンターやコミュニケーションスペースを

設けているお店も多いですから、

問題ないというより、

むしろ、

推奨しているといっても良いかもしれません。



こんな風に、同じ行動でも、

あるお店では当たり前のことが、

別のお店では

マナー違反になったりすることがあるんですよね。



これがお店の文化の違いから生じる、

マナー違反だと思っております。



わたしが、こうして、

たくさんコラムを書いているのも、

この20年の間に培ってきた、

エイジャ独特のカップル喫茶文化を

ご理解いただくためだったりします。



1つ目のタイプのマナー違反だけでしたら、

書くことは少なくてよいのですが、

2つ目のタイプのマナー違反に関しては、

ご理解いただくのが難しいことも多いので、

自然とコラムの量が増えることに

なっているわけなんですよね。



エイジャ特有の文化を

ご理解いただけていないと、

ほかのお客さまからクレームが来たり、

わたしがご注意を申しあげても、

どうして注意されているのか分からなかったり、

時には、ご注意を申しあげたことで、

お客さまとわたしとの間で、

トラブルに発展してしまうということも、

ごくまれにあります。



それはお互いにとって、

とても悲しいことですから、

そうならないためにも、

こうして、

コラムを書かせていただいているのでした。