土曜日に購入したiphoneでございますが、
ようやく慣れてきた感じであります。
それもこれも、
iphoneユーザーの先輩である、
セックルのマスターのおかげ。
その日、
でっち君がひとりセックル中だったこともあり、
お店を閉めてからすぐに駆けつけ、
マスターに会うやいなや、
「マスター、iphone買ったんですけど、
これ、メールが無茶苦茶しづらくって。
もうすでに後悔してるんですよ」
そう泣きつきました。
iphoneは、タッチパネル方式で、
画面を指先でタッチして操作するのですが、
その感度が、無茶苦茶敏感で、
何度も絶頂に登りつめたあとの女性の体のように、
ちょっと触っただけで、反応しちゃうんですよね。
なので、文字を打ち間違えてばかりで、
しかも、その打ち間違えた文字を消そうとして、
また変な文字を打ってしまうという繰り返しで、
イライラして、一向にメールの返信ができません。
優に、前の携帯電話の10倍くらいの時間がかかります。
そんな感じですので、
(わたしには、iphoneのような時代の最先端を行く機器は、
やっぱり使いこなせないのか。
明日、元の携帯電話に戻してもらおう)
そう思い、すごくへこんでいたのですが、
そんなわたしに、
マスターは赤子をあやすかのように、優しく、
iphoneの使い方を教えてくれたのであります。
そのおかげで、
ぐ〜んとメールを打つのも楽になりました。
けれども、それでもまだ、
メールに関しては、前の携帯の方がずっと早く打てるのですが
(※前の携帯電話は、パソコンと同じようなキーボード搭載で、
両方の親指で打てる、
インターネットマシーンという機種だったのです)、
その不便さを補って余りあるほどの便利さ、面白さが
iphoneにはあることも、マスターは教えてくれ、
そして、役に立つ、無料のアプリケーションを、
いくつかダウンロードしてくれました。
その中のひとつに、
『グーグル検索』のアプリケーションがあり、
これには、驚かされました。
ただの検索エンジンではありません。
な、な、なんと!
音声で検索できるとのこと!
通常の世界からは隔絶され、
閉ざされた世界で生きているわたしは、
科学技術の進歩がここまで来ていることに、
唖然としてしまうほどでした。
わたしは、早速、
iphoneに向かって、
「エイジャ!」と言ってみました。
けれども、検索結果として出てきたのは、
『エイジア』でした。
まだまだ改良の余地はあるものの、
まずまずではありませんか。
『エイジャ』は難しいと思い、
今度は、「カップル喫茶」と言ってみました。
そしたら、今度は一発でヒット。
その光景を隣で見ていた『でっち君』も、
「すげー」のひとこと。
知りたい情報を声に出すだけで知ることができるだなんて、
一昔前なら考えられないことでしょうし、
それがなんと無料だなんて。
いやはや、いやはや、
とんでもない時代に生まれてしまったようですよ、このわたしくは。
ってみなさんも同じですが・・・。
昨日も、
『アマルフィ』という織田裕二主演のDVDを観ていたところ、
その映画の中で、女の子が誘拐されるのですが、
その身代金として、
「10万ユーロ用意しろ!」と犯人が言うんですよね。
ユーロなんて、とんと縁がないわたしには、
1ユーロがいくらなのか、さっぱり検討もつきません。
そこでわたしは、iphoneを取り出し、
グーグル音声検索を起動し、
「ユーロ!」と言いました。
すぐに、
『1ユーロ=123円』と出て、
わたしは、
「ふむふむ。10万ユーロとは1230万円なのだな」
と分かったのでありました。
もちろん、こんな真面目な検索だけでなく、
普段だったら、人前で口に出すことも憚られるような言葉を、
こっそりつぶやき、
「よっしゃ。認識!」
と楽しんでいたりするわたしなのであります。
↓セックルの生ビール『エーデルピルス』。美味。