この日記の読者さんなら、
よくよくご存知の通り、
わたしは、無趣味であります。
ぽっかりと時間が空いても、
そこで何をしたらいいのか、よく分からず、
いつも路頭に迷います。
今日も、そうでした。
ひるわけが暇で、
夕方から時間が空いたので、
フラフラと外へと出ました。
外はとてもいい天気でした。
伊勢佐木モールを歩いていると、
「そういえば腹が減ったな」と思い、
何を食べようかと考えていたら、
先日、ベティに教えてもらった、
激安回転寿司『
元祖寿司』が目に入ったので、
そのまま、そこに入りました。
元祖寿司では、
毎日、日替わりでお得なお寿司があり、
今日は、『あぶりアジ』が一皿78円でした。生活応援価格です。
いわゆる光りものと言われるネタが大好きなわたしにとっては、
願ったり叶ったりだったので、
調子に乗って、3皿食べさせていただきました。
他にも、『サーモン』やら、95円の『サービ大トロ』やら、
いろいろと頼みましたが、合計で1000円いかず。
素晴らしいコストパフォーマンスです。
元祖寿司を出たあとは、
『有隣堂』に入り、新刊書籍をチェックしました。
買っても読まないことが多いのに、
何故か新刊をチェックしないと気が済まない性分なのであります。
特に買いたいと思う本もなく、
そのまま立ち去ろうとしたら、
わたしの目に、気になるタイトルが飛び込んできました。
その名も、
『無趣味のすすめ』。
著者は、
あの『村上龍』であります。
村上龍で読んだ本は、
わたしは、『映画小説集』しかありません。
これは、5年以上前、エイジャの会員さんで、
物書きのお仕事に従事している方に、
「面白いよ」と勧められ、
わざわざ新品の本をいただき、
どれどれと試しに読んでみたのですが、
ストーリーがすーっと胸に染み入ってくる、
本当に素敵な本で、感動した記憶があります。
『無趣味のすすめ』を手に取り、
パラパラと読んでみました。
別に延々と無趣味の素晴らしさを語っている本というわけではなく、
日常のあらゆる物事に対して考察をする、
ビジネスマン向けのエッセイ集のようなものでした。
村上龍が捉えた、現代の世界観が簡潔に書かれていて、
そこで主張される内容も、
「なるほど」と素直に納得でき、
文章にもリズムがあり、読みやすかったので、
思わず、レジに持っていき、購入。1,200円。
そしてそれを持って、
再び伊勢佐木モールを、もと来た道を引き返し、
『ガスト』に入りました。
何かデザートを食べようと思い、メニューを見ていたら、
『苺&マスカルポーネのアイスケーキ』というのが目に留まり、
マスカルポーネが何を意味するのかよく分からなかったのですが、
写真で美味しそうだったので、
それとドリンクバーを注文しました。
そして、『苺&マスカルポーネのアイスケーキ』を食べ、
ホットのアメリカンコーヒーを飲みながら、本を読むという、
無趣味人間らしい、時間の潰し方をしたのでありました。