最近、ひょんなことから手に入れた本に、
ものすごく感銘を受けました。
その本とは、
『荻窪ルースター物語』これは、理想のライブハウスを目指して、
10年前にゼロからお店を立ち上げたマスターの、
いまだ終わる事のない、チャレンジの物語。
わたしなんかもそうですが、
音楽にそれほど興味のない方にとっては、
ライブハウスという場所は、
知り合いが出演している時に行く
そんな認識が大半なのではないでしょうか。
これは音楽に関わるお仕事をされている方にとっても、
同様らしいです。
でも、荻窪ルースターのマスターは、
そんな常識を打ち破るべく、
1年間、慣れない肉体労働の仕事をしてまで開業資金を貯め、
ライブハウスを始め、
現在はとっても有名なライブハウスにまでしたそうです。
マスターは言います。
「音楽に詳しくなく、出演者を知らないというお客様をも
楽しませることのできるライブハウスをつくらなくては
ライブハウスを開く必要がない」と
読み進めていけばいくほど、
本当に僭越な話で恐縮なのですが、
カップル喫茶の営業にとっても為になるお話が満載の本で、
最初から最後まで一気に読み終えてしまいました。
だってライブハウスとカップル喫茶には
決定的な共通点があるんですもの。
それは、
生演奏をウリにしているところです(笑)。
この本を読んでいると、
お客さんに楽しんでいただくことに、
「もうこれ以上やれることはない」という終わりは、
決してないんだな〜ということを
改めて思い知らせてくれます。
とっても元気をくれる本なので、
ライブハウスや音楽に全く関心がないという方も、
もしもご興味をお持ちになったら、
是非ご一読をおすすめいたします!