ちょっと最近は、
かなりスローペースの更新になっております。
もしかしたら、5月病?
でも、一般に言う5月病って、
連休明けに、なんだか気合が入らないで、
ぼ〜っとしてしまうというものですが、
普段、ぼ〜っとしているわたしは、
連休中の毎日が週末という忙しさの後、
そのギャップで更にぼ〜っとしてしまっているかのよう。
昨日の夜の部もとっても暇で、
11時過ぎには、お客さんが引けてしまいました。
お腹が空いていたわたしは、
ものすごく久しぶりに、
天下一品のラーメンが食べたくなり、
ネットで検索すると、この辺では川崎店が3時まで営業しているということで、
ちょっと早いんだけどお店を閉め、
車を借りて、久しぶりのドライブがてら、川崎に行くことにしました。
天下一品のラーメンを食べて、
自分を元気にしようと思ったのです。
深夜ということで、道も空いていたので、
12時前には川崎に着きました。
免許を取ってからまだ一年未満のわたしは、
とっても車庫入れが苦手なので、
できるだけ大きい駐車場にしようと、
看板も大きくて目立つ、
大きなビルの中にある駐車場にしました。
スロープを上っていき、わたしは2Fに車を止めると、
天下一品へと向かいました。
川崎は、ここ伊勢佐木町の繁華街よりも、
夜のお遊びが活発らしく、
客引きの男やら、女やらが頻繁に声を掛けてきました。
ラーメン屋を探しているわたしを見て、
彼ら、彼女らは、
わたしが、いいお店を物色しているように見えたのかもしれません。
最初は、無視していたのですが、
でも、天下一品の場所がわからなかったので、
声を掛けてきた客引きのお兄ちゃんに、
場所を聞いたら、快く教えてくれました。
無事、天下一品に着いたわたしは、
「あ〜久しぶりだな〜」と思い、
「初めて天下一品に入ったときは、
まだ20代前半で、ものすごく酔っ払っていたので、
ほとんど味なんて分からなかったな〜」
「昔の仕事場で一緒だったK君とは、
よく仕事が終わってから、一緒に食べたな〜」
などとしばし感慨に耽りました。
昔を妙に懐かしんでしまうのも、
もしかしたら、5月病の為せる技なのかもしれません。
わたしは、昔と変わらず、
こってりラーメン(並)と餃子を注文しました。
わたしの味覚が変わったのか、
以前、はまっていた頃よりは、美味しいとは思いませんでしたが、
でも、それなりに美味しくいただき、
全て食べ終わると、ゆっくりするような雰囲気でもないので、
すぐに会計を済まし、外に出ました。
夜風が気持ちよく感じられました。
帰りは、客引きのいるストリートは避け、
駐車場へ向かいました。
駐車場のあるビルに着くと、
エレベーターで2Fに上がり、
駐車場へと続く鉄のドアを開けよう、
ドアのノブに手を掛け、普通に引っ張ると、
「ガチャン」という音が。
なんとカギが掛かっているのです。
「おかしいな〜」と思いながら、
2,3度また引っ張りましたが、
やっぱり、カギが掛かっています。
ドアを見ると、
横になにやらカードを読み取る機械のようなものが
付いているのを発見。
「ん?これに駐車券を通すのかな?」
と思い、駐車券を通しましたが、
『エラー』の表示です。
何度、試しても、
無情にも『エラー』の赤いランプが灯ります。
「どうしたものか」
と途方に暮れたわたしは、
ここにきてやっと、ドアに貼ってある張り紙に気が付き、
「あ!!」と叫びました。
そこには、
「この駐車場の営業時間は7:30〜24:00までとなります」
と書いているではないですか。
ということは、
24時から7時半までは車は出せないということです。
「どうしよう」
そう思ったのですが、
車が閉じ込められていたので、
もうどうしようもありません。
わたしは駐車場というものは
24時間営業が当たり前と思い込んでいたのです。
自分の馬鹿さ加減に涙が出そうになりましたが、
そこは、ぐっとこらえ、気を取り直し、
来る途中で見つけた、
ビジネスホテル『サンルート川崎』に向かいました。
フロントで宿泊代を聞くと、1万100円とのこと。
一瞬、カプセルホテルにしようかとも思ったのですが、
いくら、長時間同じ場所にいても平気な、
引きこもりのわたしとはいっても、閉じこもりは苦手なのです。
それで泣く泣く、フロントで1万100円を払い、
何の因果か、一人でホテルに泊まることになったのです。
ホテルの部屋に入り、
ちょっと狭いとは思ったけど、
実に清潔に保たれている室内を見て、
「おれは、ただ一杯のラーメンが食べたかっただけだったのに・・・」
そうひとりつぶやいた、
まさに天下一品の大馬鹿野郎のわたしでした。