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Yokohama Couple's Cafe aja

店長の日記です。
素敵なカップルさんに囲まれた、涙あり(あるのか?)、笑いありの
私の日常のひとコマをお伝えできたらと思っております。

2008年06月29日(日)13:16 
食べ物は我慢できても、
お酒は我慢できない、
最近のわたし。

昨日も3時にお店を閉めたあと、
雨の中、傘もささずに、セックルへ。

セッセ、セッセと、
セックル通いです。

一杯目はもちろん生。

蒸し蒸しとした季節に、
キリリと冷えた生を喉に流し込むのは、
何べんやっても、最高です。

一杯目を飲み終わる頃には、
顔は薄赤く上気して、気分も上々。

すっかりほろ酔い気分です。

わたしは、本当にお酒が弱いです。

ちいちゃなグラス一杯のビールで、
顔が赤くなります。

若かりし頃は、
これが嫌で嫌でたまりませんでした。

合コンなんかに行っても、
乾杯の最初のビールだけで、
いのいちばんに顔が赤くなり、
それが長らくの間、コンプレックスでした。

でも、今は違います。

一杯のビールで気持ちよくなれるなんて、
なんて素晴らしい体質に生んでくれたことよと、
おかあさんに感謝の日々です。

2杯目は、レッドアイ。

レッドフェイスになったところで、
レッドアイというところに、
粋なものを感じますね。

そしてそれを飲み干したところで、
お会計をしてもらい、
そのまま帰ろうかと思ったのですが、
アルコールも入って、
すっかり腹ペコになったわたしは、
『赤とら』に行き、
おでんは、はんぺんと大根、
うどんは、月見たぬきえび天うどんを食べました。

これが最近のわたしの、
輝かしい日々でございます。


2008年06月28日(土)20:19 
今日は、
とてもハッピーなことがありました。

エイジャを長年に渡って、
応援してくださっているカップルさんが、
つい先ほど、お久しぶりにご来店。

わたしは、
「お久しぶりですね〜」
と言いながら、
二つのことに、すぐ気がつきました。

ひとつは、
彼女さんの手にぶら下がっている、
『サンマルクカフェ』のチョコクロワッサン。

わたしは、ご来店してくださったカップルさんが、
手にビニール袋や、紙袋を提げていると、
ついついそちらに目がいってしまうという、
いやらしい習性があります。

そして、ふたつめは、
彼女さんのお腹がぽっこりとしていたこと。

「あれ?」
と思ったのですが、
もしもわたしの勘違いだったとしたら、
とんでもないことになってしまうので、
そのことには、触れませんでした。

そして、わたしが、
さあさあ、どうぞお入りくださいな
という具合に招きいれようとしますと、
彼氏さんが、
「じつはマスター・・・」と言って、
彼女さんのお腹の上を、
手で弧を描くようなジェスチャーをしました。

「あ!やっぱりそうでしたか!
おめでとうございます!
じつは一目見て気がついたのですが、
もしも違っていたら、まずいんで、
黙っていたんですよ(笑)」

そうです、彼女さん、
おめでただったのであります。

お二人の幸せそうな笑顔を見ていたら、
わたしも、とてもうれしくなってしまいました。

それからしばらくの間、立ち話を楽しみ、
お二人は始終、顔に満面の笑顔を浮かべながら、
エイジャをあとにされました。

話の中で、
わたしは、お二人にある約束をしました。

「2世代に渡って楽しんでいただけるよう、
エイジャの営業を頑張る」と。

なので、お子様が二十歳になった暁には、
そのお祝い席で、
お父さん、お母さんの思い出の場所として、
エイジャの存在を教えてあげてくださいね(笑)。


2008年06月27日(金)19:22 
今日は営業前に、ジムへと。

少しずつ、
本当に少しずつではございますが、
復調の兆しを見せています。

でも、安心はできません。

去年の秋も、
2ヶ月間、ほぼ毎日ジムに通い、
「さあ、もうこれで習慣になったぞ。しめしめ」
と慢心していたら、
ちょっとしたきっかけで、
まさに坂道を転がる勢いで、元の木阿弥に。

当たり前のことですが、
人生を楽しむには、
健康あってのことですもんね。

でも、今日また体重を量ってみて、
びっくり。

さらに2キロ増量してました。

ほんと、もうどうにも止まらないって感じなのですが、
でも、焦りや危機感は全くないんですよね。

なぜなら、体重を減らすことに関しては、
わたしは自信があるからでございます。

何を隠そう、
じつはわたしは、
自分の満腹中枢をコントロールすることが、
出来るのであります。

この日記の読者の方なら、
みなさん重々ご承知の通り、
わたしは、ものぐさで面倒くさがりであります。

本来なら、マイナスのその性格を逆手に取り、
ダイエットに生かすのであります。

例えば、
無性にお腹が空いて、
たまらないとします。

わたしは、こんな時、
こう念じるのであります。

「あーあー、
食べるのが面倒くさいな〜」と。

するとあら不思議、
言葉の暗示によって、
空腹感が和らぐのであります。

それになによりも、
わたしは食欲よりも睡眠欲なので、
お腹が空いていても、
ぐっすりと寝れちゃうんですよね。

こんな理由から、
わたしはダイエットに関して、
並々ならぬ自信があるのであります。

ダイエットにお悩みの方も、
是非参考にしてくださいね(^^)v


2008年06月24日(火)19:09 
本日、お越しくださった『カール』さんに、
「マスターは、
ほんとストレスなさそうだよね」
そう、しみじみとした口調で言われました。

カールさんは仕事もお忙しく、
ストレスも溜まりがちだそう。

でも、
わたしだってストレスはあるのであります。

「どんな?」
と具体的に聞かれても、
答えに少し困ってしまうのですが、
ストレスは、たぶんあると思います。

ただわたしは、
それに気がついていないだけのような気がします。

昨日は、一日休みでしたので、
久しぶりに姉貴の家に遊びに行きました。

この日記でも何度か話題にしたことがありますが、
姉貴の家には、
小学校5年と1年生の甥っ子2人と、
幼稚園の年長組の姪っ子1人がいます。

そして昨日は、その3人を引き連れ、 
バッティングセンターに行きました。

1ゲームやっただけで、
すっかり疲れ果ててしまったわたしは、
それからは、姪っ子と、かけっこをして遊び、
甥っ子ふたりは、
嬉々として、バッティングを楽しみました。

1時間ほどでバッティングセンターを後にし、
姉貴の家に帰ると、疲れたので、
わたしはすぐにリビングのソファーに横になりました。

すると、小学校5年生になる甥っ子が近寄ってきて、
「おじちゃん、パパみたいだよ。
すぐに横になるなんて」
そう言いました。

それから姉貴に向かって、
「ね〜ママー、
なんで大人の男の人って、
すぐに『疲れた〜』って言って寝るの」
と聞きました。

「男の人は、外で仕事頑張ってるからね。
みんな疲れてるんだよ。そっとしといてあげな」
と姉貴。

その言葉を聞いた甥っ子は、
少し考えた顔をすると、
「う〜ん。でも、おじちゃんの場合は、
あんまり頑張ってるって感じがしないんだけどな〜」
と鋭いことを言うではありませんか。

わたしは、
「あっはっはっは〜。
よく分かってるじゃないか!」
そう言って起き上がると、
甥っ子の頭を、いい子いい子と言わんばかりに、
なでなでしてあげたのでした。


2008年06月22日(日)16:48 
ザーザーと降り続く、
土砂降りの雨

こんな日は、
気分もちょっとディープブルー

でも、わたしは、
土砂降りの雨を眺めるのが、
結構好きなの

だって、
いろんなものを、
流してくれそうな気がするから

そしてわたしは、
傘も差さずに外に飛び出すわ

当たり前だけど、すぐにずぶ濡れ

でも、わたしは気にしない

雨の日に濡れるのは、
晴れの日に濡れるのとは、
わけが違うもの

見つめられたら
見つめ返してやるわ

傘も差さずに、
Walking in the rain

みんな仲良く、
Walking in the rain


2008年06月21日(土)19:41 
昨日のひるわけは
お客様が早く引けてしまったので、
夜の部までの空いた時間に、
バイクをかっとばし、
さくっとジムに行って参りました。

ジムでは、いつものように、
30分間のウォーキングと、
その後は、
サウナと水風呂の繰り返し。

これだけでも、
気持ちがシャキっとします。

ジムをでると、
再びバイクにまたがり、
とりあえず、家路に向かいました。

バイクで颯爽と風を切りながら、
「今日はなにを食べようかな〜」
と考え、しばし考えた末に、
「よし、『か代』にしよう」
という結論になり、
わたしは少しバイクのスピードを上げ、
か代へと向かいました。

そして、か代に近づくと、
その周辺が異変に包まれているのに、
気がつきました。

消防車が何台も出動し、
救急車やパトカーの姿も見えます。

現場付近へは、交通整理のため、
バイクで行くことができず、
わたしはバイクを降り、
引っ張って、か代へ向かいました。

そして、
か代に着いたわたしが見たものとは!

前回と変わらない、
か代のただずまいでありました。

しかし、現場はか代から、
数十メートルも離れていない場所だったので、
わたしは一旦、か代の前にバイクを止めると、
徒歩でテクテクと現場に近づきました。

非常線も張られており、
はっきりと見ることはできなかったのですが、
どうやら火事があったみたいでした。

やじうまも沢山いました。

わたしも、
しばらくはそのやじうまに加わっていたのですが、
すぐに飽きて、
か代へと引き返しました。

ガラガラガラーとドアを開けると、
「いらっしゃい!」
と前回同様、
ママさんは愛想よく出迎えてくれました。

中に入ると、
カウンターの端っこには、
すでに先客がひとりいるのが、
横目に入りました。

みると、先日、わたしの後から来た、
お姉さんでした。

お姉さんはわたしの姿を認めると、
「あら。今日もお食事?」
ときさくに声を掛けてくれました。

「はい。そうなんです。
でも、よく覚えてくれてましたね〜」

「そうなのよ。前に来たとき、
お兄さんが帰ったあとに、ママとも話してたんだけど、
お魚、すごくきれいに食べて帰ったでしょ〜。
それで印象に残ってたのよ」

「ははは。そんなにきれいに食べてました?
いつも親からは、叱られてばかりだったんですけどね」

「きれいに食べてたわよ〜。
わたし、それがなかなかできないのよね」

「ははは。
自分では特にきれいに食べたつもりではなかったんだけど、
たぶん美味しかったからでしょうね」

とここで、
「今日もウーロン茶でいい?」
とママさんが聞いてきました。

「え、あ、はい。
そうですね、ウーロン茶でいいです」
とわたし。

そして、続けて、
「あ、そういえば、火事があったみたいですね」
と言うと、
「そうなのよ。でも、ぼやだったみたいよ。
消防車が何台もでて、物々しいけどね」とママさん

「あ、そうだったんですか。
でも、わたしは最初、
ママさんのお店が燃えちゃったのかと思いましたよ」
と、2回目ということもあり、
すっかりくつろいだ気分のわたしは、そう言いました。

「あははは。さっきも違う人に同じこと言われちゃったわよ。
冗談じゃないわよね(笑)。
そうそう、今日は脂の乗ったアジの開きがあるけど、焼く?」

わたしは、さっきお魚の食べ方をあまりにも褒められ、
そのためプレッシャーを感じ、
今度はきれいに食べられるか分からなかったので、
ほんとうはアジの開きが食べたかったのですが、
「えー、今日は、まぐろのお刺身でお願いします」
と心とは裏腹のことを言ってしまいました。

すると、ママさんは、申し訳なさそうに、
「ごめんね〜。今日はまぐろの刺身がないのよ〜」
と言ったので、
結局、わたしは、アジの開きを頼みました。

それと、前回と同じく、
ご飯と納豆と味噌汁も。

しばらくの間、
食事を食べながら、
ママさん、お姉さんと3人で話していると、
ガラガラガラーという音がして、
「なんか火事があったみたいだね〜」
と言いながら、
40歳前後くらいのおじさんが入ってきました。

「そうなのよ〜。
ま、ぼやだったみたいだけどね」とママさん

「いや〜、てっきり、
『か代』が燃えたのかと思って心配したよ」

「あっはっは。
さっき、こちらのお兄さんにも、同じこと言われたわよ。
まだまだお店が無くなったら困っちゃうわ」
とママさんは言いました。

そのやりとりを聞いて、わたしは、
「こちらのお店は、もう何年やってるんですか」
とママさんに尋ねますと、
ママさんは、
「18年!」
と少し誇らしげに言いました。

「へー。18年ですか。すごいですね〜。
ずっとお一人でやられていたのですか」
そうわたしが聞くと、
ママさんは、棚に置いてある写真を指差しながら、
こう言いました。

「10年前に、主人が亡くなっちゃってね。
それからは、ずっとひとりでやってるよ。
ほんとは、亡くなった時に、もうお店を閉めようかとも思ったんだけど、
常連さんたちに、
『ひとりで家にいてもしょうがないから、お店続けなよ。
応援するからさ』って励まされてね。
でも、こうやってお客さんたちと話してると、気がまぎれるからね。
続けててよかったよ。ほんと、ぜんぜん寂しくないよ」

わたしは人生の大先輩であるママさんのこの言葉に、
とても感動しました。

そして、食事を全部食べ終わると、
「ごちそうさま」とママさんに言い、
お会計をしてもらいました。

また1500円でした。

お会計を済まし、お店をでると、
「わたしなんて、
ほんとまだまだだな〜。
もっと頑張らないと」
そう思いながら、
エイジャへとバイクを走らせたのでありました。


2008年06月20日(金)22:38 
みなさんもよくよくご存知のように、
わたしは、
外食率100%の食生活を、
長年送っております。

心あるカップルさんの中には、
「マスター、外食ばっかりで大丈夫?」
と心配してくださる方もいらっしゃいます。

大丈夫かどうかは分からないのですが、
この生活を続けるしか仕方ありませんので、
しょうがないです。

でも、特に不満はありません。

不満はないけど、
自分の食生活を何度も指摘されますと、
こんなわたしでも、少しは気になります。

気になるけど、
対策は取りません。

そして、食生活のことが少しは、
心の中でひっかかりながら、
日々の生活を送っていた、先週のことです。

「晩ごはんは何を食べようかな」
と考えながら、
エイジャの前の通りを、
右に黄金町方面に歩いていますと、
左手に、家庭料理『か代』という看板が
目に入りました。

この通りは何度も通っているはずで、
今までは全く気にも留めていなかったのですが、
やはり、食生活のことが頭にあったので、
『家庭料理』の文句に、無意識に反応したのでしょう。

雰囲気も良さそうだったので、
入ってみました。

ガラガラガラ〜と扉を開けると、
「いらっしゃいませ〜!」
と60歳は優に超えたママさんが、
元気良く出迎えてくれました。

カウンターの席に座り、
お品書きが書いてあるホワイトボードを眺めていると、
「何飲みます?」とママさんが聞いてきました。

「う〜ん、
じゃ、ウーロン茶ください」

「お兄さん、お酒は飲めないのかい?」

「いえいえ、飲めるんですけど、
これから仕事があるんですよ」

ママさんは、
「そうかい、そうかい」と言うと、
わたしの目の前に、
ドンとウーロン茶を出してくれました。

「焼き魚は何があるんですか」

「今日はほっけと、いさきとまぐろだね」

「じゃあ、いさきください。
それと、ご飯と納豆と味噌汁」

「あいよ。とりあえず、これはつきだしね」
とママさんは言うと、
わたしの目の前に、肉じゃがをだしてくれました。

「うん。美味しいですね〜」

「そうかい。ありがとね」

肉じゃがをつまんでいると、
新しく40代後半くらいの男性と、
30台半ばくらいの女性のカップルさんが、
入ってきました。

「いらっしゃい!」とママさん

そのカップルさんは席に着くと、男性が、
「とりあえず、瓶ビールくれる?」と言いました。

そして、瓶ビールが出てきて、
それを一口ぐいっと飲むと、
「いや〜、ビールがうまいね〜。
このお店さ、前から気になっていたんだけど、
なかなか入れなくてね。
今日、思い切って入ったんだけど、
居心地のいいお店だね〜」と笑顔でその男性。

「ありがとね〜。
こんなお店でよかったら、いつでも気軽に来てね」とママさん

いさきが焼き上がり、
ご飯と納豆と味噌汁が出てきて、
「う〜ん。やっぱりこういう食事はいいな〜」
としみじみと感慨深げに食べていると、
ガラガラガラ〜と扉が開く音がし、
「今日はシラフで来たよ〜!」
と、どうやら常連さんらしい、
元気のいい、30代後半くらいのお姉さんが入ってきました。

そのお姉さんは、席に着くなり、
「昨日はごめんね〜。
ちょっと飲みすぎちゃったね〜」
とママさんに謝りました。

「大丈夫だよ。
でも、ほんと飲みすぎには注意しなよ」とママさん

「気をつけるよ。
とりあえず、ウーロンハイね」

「はいよ!」

わたしは納豆ご飯を食べながら、
「いや〜人情味あふれるいいお店だな〜」
と嬉しくなりました。

全部食べ終わると、
夜の部オープンの時間が迫っていたので、
「ごちそうさまでした。お会計お願いします」
とママさんに言いました。

「えっと〜、じゃあ1500円ね」とママさん。

わたしは思ったよりも安く感じたので、
「結構、安いんですね〜」
と正直にその感想を述べると、
「ははは。お酒を飲まない人からは、
そんなに取れないよ!」
とママさんは笑いながら言いました。

わたしは1000円札を2枚出し、
おつりを受け取ると、
「また来ますね」
と言ってそのお店をあとにしました。

そして、今日また行ってきたのですが、
長くなりましたので、続きはまた明日!


2008年06月20日(金)14:18 
一昨日の水曜日のこと。

営業終了後、
『セックル』へ、とことこと行き、
生と白ワインを飲み、
地鶏の刺身に舌鼓を打ち、
ほろ酔い加減になったところで
セックルを後にしたわたしは、
また、『うどん、おでん、お酒』のお店、
『赤とら』へと行きました。

じつはこれで3回目。

初めて行ってから、
5日間のうちに3回ですから、
なかなかのペースです。

カウンターに座ると、
「いつもありがとうございます!」と言いながら、
先日の日記にも書いた、真っ黒に日焼けし、
一見、少し恐そうだけど、
とても感じのよい店員さんが、
メニューを持ってきてくれました。

わたしは、『こんにゃく』と『ちくわぶ』、
それに、『たぬきうどん、生たまご入り』を注文。

「こんにゃく!ちくわぶ!
たぬきうどん、生たまご入りオーダー入りました〜!」
と、先ほどの店員さんが元気よく注文を通すと、
わたしの方に振り返り、
「いつもこんな時間までタフですね〜」
と話しかけてきました。

「いえいえ、仕事が終るのが遅いので、
そんなことないんですよ」とわたし。

「そうなんですか〜。
あ、そうそう申し遅れましたが、
わたしはこういう者でございます」
と店員さんは言うと、
名前と電話番号だけの、赤色の名刺をくれました。

そして続けて、
「いや実は、わたしはこのお店の他に、
横須賀と鎌倉にイタリアンのお店をやっているんですよ」
と言いました。

「へー。それはすごいですね〜。
でも、どうして、うどんのお店を開いたんですか」

「いえね、うどんが昔から好きだったんですよ〜。
それでいつかはうどんのお店を出したいと思ってまして」

「へー。そうなんですか。
でも、どこかで修行されたんですか」

「そうなんですよ〜。
本場の讃岐で2週間びっちり修行してきたんですよ〜」

「へー。だから、こんなに美味しいんですね〜。
店員さんもみんな感じがいいですし、きっとはやりますね」

「ありがとうございます!
あ、でもわたし、7月からは、
あまりこっちにはこれなくなくっちゃうんですよ」

「え〜。それは寂しいじゃないですか〜」

「そうなんですよ〜。
こうやって折角ご縁ができたというのに〜」

とそんな話をしているうちに、
こんにゃくとちくわぶが来ました。

そして、オーナーだと分かったその店員さんは、
「ちょっとこれから、
義理で顔を出さないといけないところがあるんで、
すみませんが失礼します。
どうぞ、ゆっくりしていってください」と言うと、
深々とお辞儀をして、お店を出て行きました。

わたしは、おでんとうどんを美味しくいただきますと、
「ごちそうさまでした」と言い、お会計を済まし、
外に出ました。

カウンターの中にいた、
ふたりの若いスタッフさんが、
お店の外にまで出て、
歩き去るわたしの背中に向かって、
「ありがとうございました〜!」
とお見送りをしてくれました。

おでんとうどんで、
支払ったお金は950円でしたが、
わたしは自分が大層な人物になったような気がしました。

そして、今日。

もらった名刺を手に取ると、
わたしは何気なくそれを裏返しました。

「はっ!」と驚き、
その後、感動しました。

そこには、ひとこと、
「素晴らしいご縁に感謝を込めて」
とありました。

そして、その後わたしは、
わが身を省みて、すごく反省し、
今日は別のことを書く予定だったのですが、
このような日記になったのでした。


2008年06月19日(木)23:10 
今日のひるわけは予約がなかったので、
お休みにさせていただきました。

そして溜まりに溜まった、
漫画や本やDVDを、
見たり、読んだりしようかと思ったのですが、
その数があまりにも膨大になってしまい、
あれも見たい、これも読みたいと迷っているうちに、
どうしたものか、頭が混乱してきてしまい、
「う〜ん」と唸っているうちに、
眠気に襲われ、結局、夕方4時まで寝てしまいました。

選択肢がありすぎるっていうのも考えものですね。

起きてからは、
どうしようかとしばし考え、
考えた末に、
久方ぶりとなるジムへ行くことにしました。

ジムでは、
あまりにも久しぶりだったため、
自分の専用の貸しロッカーがどこだったか迷ってしまいました(笑)。

着替えが済むと、
ランニングマシーンで30分歩き、
じんわりと汗を掻いたところで、
浴室に向かい、サウナに入りました。

サウナと水風呂を数回繰り返し、
その後、全身を洗いました。

浴室を出ると、
すっぽんぽんのまま体重計に乗りました。

また1キロ太っていました。


2008年06月17日(火)19:07 
一昨日の日曜日は、
とても恵まれた日でございました。

その日ご来店くださった『高橋』さんに、
あの!『 クリスピー・クリーム・ドーナツ
をいただきました。

毎日、行列ができているらしく、
高橋さんも、30分並んだ末、
ようやくゲットされたとのこと。

まさに、血と汗と涙の結晶のような、
ドーナツであります。

「ありがとうございます!!」
とドーナツを受け取りますと、
高橋さんは、
「そのドーナツ、
レンジで8秒温めてから食べるんですよ」
と言われました。

「え!?8秒!?
やけに中途半端な数字ですね〜。
10秒じゃ駄目なんでしょうか」
と少し驚きながら尋ねるわたし。

「長すぎると、
コーティングのお砂糖が溶けちゃうんですよ」

わたしは、
温め時間は8秒ときっかり決まっている、
そのドーナツに、俄然、興味を持ちました。

そして、
「今日の朝食はドーナツだ〜!」
と決め、
すかさず、レンジにセット。

スタートボタンを押すと、
レンジのタイマーを、
「じーーー」と凝視し、
きっかり8秒経ったところで、
ストップボタンを押し、
ドーナツををレンジから取り出し、
一口食べてみました。

「美味し!!」

外側にコーティングされた砂糖は
全く溶けることなく周囲をそのまま固め、
けれども、中は、
もっちり、ほんのり温か。

8秒の意味が分かる、
絶妙さでございました。

それよりも、
1秒短くても、1秒長くても、
この味は出ないんでしょうね。たぶん。

立て続けに、2個いっぺんに
ペロリンコ♪しちゃいました。

そして、
「あ〜美味かった〜」
と余韻に浸っておりますと、
『みち&ゆうじ』さんの『みち』さんが、
あの!北海道の銘菓、
『白い恋人』をくれました。

白い恋人は、
わたしの好物のひとつであります。

北海道に行く人がいると聞けば、
「お金払うから、
白い恋人を買ってきてくれ」
といつも頼みます。

賞味期限の問題が発覚した際にも、
すべて処分されると聞いたとき、
「処分するくらいなら、おれに全部くれ」
そう思ったほどに、好物なのであります。

これもまた、
おやつタイムにペロリンコ♪

美味しくいただきました。

でも、この日は、
これでは終りませんでした。

なんと、夕飯時に、
その日のクライマックスが起こったのであります!

「今日は何を食べようかな〜」
と考えていると、
わたしの携帯電話が、
ブルルと短く震えました。

見ると、
Hさんからでありました。
(ご本人の希望のため、
匿名とさせていただきます)

そこには、
「マスター、
もう夕飯食べました?」
とありました。

わたしは、いじきたない予感から、
期待に胸を膨らませながら、
すぐに電話をかけました。

「もしもし」とHさん

「あ。どもども〜。
メール見ました。どうしたんですか?」

「あ。マスター、メールで良かったのに。
いやね、今日そっちの方に行く予定があるので、
お弁当でも差し入れしようと思って」

わたしは、自分の予感が正しかったことが、
分かりました。

「え!ほんとうですか〜!
じつはまだご飯食べてなくて、
ちょうど何を食べようかって考えていたところだったんですよ」

「ちょうど良かった。
じゃあ、お弁当持って行きますので、
ちょっと待っていてくださいね。
あ、そうそう、大したものじゃないですから、
あんまり期待しないでくださいね」

わたしは、
「わっかりました〜♪」
と答えながら、
(Hさんのお弁当のことだ。
大したものじゃないと言いながら、
これは相当なものだろうな。うしし)
そんなことを思いました。

しばらくしてから、Hさんが来ました。

ドアを開けると、
紙袋を手に提げて、
Hさんは佇んでいます。

わたしは、Hさんをパッと見て、
「あれ?少しお疲れなのかな」
そんな印象を持ちました。

いつも、
あり余るほどの元気を、
全身から発しているのですが、
それを感じませんでした。

わたしの顔を見て、
ニコッと笑う笑顔も、
どこか、から元気です。

「どうしたのかな」と思い、
ゆっくりとお話を伺いたかったのですが、
店内にもお客さんが居て、それも適わず。

わたしはお弁当を、
「すみませんね〜。ありがたくいただきます」
と言いながら受け取り、目的を達すると、
ドアを閉めました。

そして、フロントに戻り、
お弁当を開けて、びっくり!

生ハム、牛ステーキ、エビフライ、からあげ等々、
わたしの好物の、オールスターが、
ずらりと並んでおりました。

しかもご飯は、
2段ののり弁と分かり、さらに感動。

他にも、それぞれ別のパックに、
「スパゲッティナポリタン」と「サラダ」が入っていて、
まさに至れり、尽くせり。

「これ以上何を望めるだろうか」
そう思うほどの、
素晴らしいラインナップでございました。

わたしは、
「美味し!」「美味し!」
と連発しながら、ガツガツと食べ、
結構な量でございましたが、
すぐに平らげてしまいました。

そして、
幸せな満腹感を感じ、
ベッドに横になったのでした。

その時には、
Hさんの元気がなかったことなど、
すっかりと脳裏から消えうせていたのは、
言うまでもありません。


2008年06月15日(日)23:08 
昨日お越しくださった『ラーク』さんに、
「マスター、
今日も飲みに行くの?」
とお声を掛けていただきました。

デビュー以来
ご贔屓にしてくださっている
ラークさんのお言葉です。

わたしは、
「これは期待に応えなければ!」
と発奮し、俄然やる気を出し、
昨日もひとりセックルしてきました。

(って、そう言われなくても、
ひとりセックルしていたのような気もしますが・笑)

一杯目は『生』

二杯目には、
『レッドアイ』

前日に頼んだレッドアイに、
わたしはすっかりはまってしまいました。

レッドアイは、
ビールとトマトジュースを混ぜただけの、
シンプルなカクテル。

最初聞いたときには、
「ビールとトマトジュース!
うげ〜!」と思ったのですが、
飲んでみると、
これがじつに美味し!

井端・荒木に、
勝るとも劣らない、
最高のコンビネーションを
奏でているのではないかと。

この意味が分からない方は、
こちらをご参照あれ。

わたしが、
「美味し!」「美味し!」
とレッドアイを飲んでいますと、
マスターが、
「人によっては、
それにタバスコやこしょうを入れる人もいるんですよ」
と教えてくれました。

わたしは、
「タバスコ!?こしょう!?」
と驚き、
このままでも十分すぎるほど「美味し」なので、
タバスコやこしょうを入れるのを恐れたのですが、
でも、わたしは結構タバスコ好きなんですよね。

それで、
冒険してみることにしました。

わたしにタバスコを手渡すと、
「1,2滴で十分ですからね」
とマスターは言ったのですが、
そんな忠告を聞き入れず、
「タバスコ好きなんですよね〜」
と言いながら、
バッバッバッと、4,5滴垂らしました。

それで飲んでみたら、
無茶苦茶タバスコ臭がしました(笑)。

最初は、
「むむ。失敗か」と思ったのですが、
飲み進むと、
タバスコのピリリと舌を刺激する辛味が心地よく、
さらに「美味し!」と感じるほどに。

あっと言う間に、飲み干し、
三杯目は、『鹿児島産マンゴー』カクテルを注文。

これも感動します。やばいです。

1個2800円もする高級マンゴーを使用するのですが、
1個のマンゴーで3杯しか作れない関係上、
1杯1500円とそれなりのお値段。

でも、飲んだ人には、
お値段以上ニトリ♪
を実感すること請け合いでございます。

3杯目を飲み干してから、
しばらくしてセックルを後にしたわたしは、
もの凄い空腹に襲われました。

それで、
『富士そば』でも食べようかと思い、
向かいかけたのですが、
酔っ払っていたせいもあり、
富士そばまで行くのが、
しんどく感じられました。

仕方なく断念。

そのままお店に戻って寝ようかとも思ったのですが、
『銀だこ』近くに、金曜日にオープンしたばかりの、
『お酒、うどん、おでん』のお店のネオンが、
目に飛び込んできました。

なんの迷いもなく、てらいもなく、
そのお店に入ると、
「いらっしゃいませ〜!」
と威勢のいい声で出迎えられました。

カウンターに座ると、
真っ黒に日焼けした男性店員が来て、
「ははは。
まだ酔ってないんじゃないんですか〜」
と親しげに声を掛けられました。

「いえいえ。もうすっかり酔っ払っているので、
締めにうどんでもと思い来たんですよ」

「うどんで締めですか〜。
いいじゃないですか〜」
とやけにテンションのいい店員。

わたしは、
たぬきうどんに、
生たまごを頼みました。

うどんを待っている間、
パラパラとメニューをめくっていると、
おでんが食べたくなりました。

わたしは餅きんちゃくが好物なので、
先ほどの店員さんに、
「餅きんちゃくはあります?」
と聞きました。

すると、その店員さんは、
残念そうな顔をしながら、
「『もちきん』ですか〜。
もちきんはうちはやってないんですよ〜。
うちは結構煮込むんで、
もちきんは溶けちゃうですよね〜」
と言いました。

わたしは、
餅きんちゃくのことを業界では、
『もちきん』と略すことを知り、
嬉しくなりました。

そして、
「じゃあ大根お願いします」と言いました。

「ありがとうございます!」
とその店員さんは言うと、
「大根一丁入りました〜!」
と大きな声で注文を通しました。

わたしは、
(これはいい店だな)と確信。

そして出てきた大根を食すと、
味が染み込んでいて、
もうそれがうまいこと、うまいこと。

あっという間に、
ペロリンコ♪でした。

その後、すぐにうどんが来て、
これも心の中で、
「うめ〜よ〜!うますぎるよ〜!」
と叫んでいるうちに、
あっという間に、最後の一滴までペロリンコ♪

お会計をしているときに、
「いや〜。すごい美味しかったです」
とお礼を言うと、
「ありがとうございます!!」
と先ほどの店員さん。

本当に気持ちのいいお店でした。

その日は、
幸せな眠りにつきました。


2008年06月14日(土)21:13 
今日は朝起きると天気も良かったので、
今年初となる、
お隣のメンズサウナ『ハイランド』へ、
ひなたぼっこをしに行きました。

そして、
およそ3ヶ月ぶりに、
体重計に乗ってみました。

5キロ太っていました。

最近の日記を読んでいらっしゃる方は、
「さもありなん」っていう感じでしょうかね(笑)。


2008年06月13日(金)20:47 
最近の日記を読んで心配されたのか、
昨日の夕方、突然ある御仁から携帯にメールが。

そこには、ひとこと、
「酒は飲んでも飲まれるな!」
とだけ書いてありました。

わたしは、
「なにを〜!」と思い、
「いいんです。いいんですよ、
わたしの人生なんて、どうなったって!」
と返信。

すると、すかさず、
「男は孤独を肴に一杯やるのもいいですが、
たまには男ふたり酒でもどうですか」
と返ってきました。

「へへ。その言葉待ってやしたで」
と返し、
その後、数回やりとりをして、
5時にお店の下で待ち合わせをしました。

そして向かった先は、
すし屋『吉祥』。

この日記では、
何度か話題になっていますので、
もうすっかりみなさんお馴染みのおすし屋さんです。

ご存知ない方は、
モグリと言われないよう、
過去の日記を読みあさって勉強すべし(笑)。

吉祥では、
生中ではなく、生小で乾杯し、
久しぶりの再会を祝しました。

わたしは、板さんおまかせで、にぎりを注文し、
御仁は、まぐろ納豆、やまいもの千切り等の、
じつにヘルシーで、さっぱりしたものを注文。

そんな料理を肴にお酒を飲みながら、
近況報告等をし、
とりあえずは、お互いの人生に、
それほどの問題もなく、
変わらず平和であることを喜び合いました。

しばらくして話題は映画の話になり、
御仁は最近観た、
『相棒』にはがっかりだったと言いました。

「分かります。分かりますよ、その気持ち」
とわたし。

「なんていうのかな〜。
もうあからさまに、『感動させますよ!』
って感じで作られちゃうと、
ちょっと引いちゃうのよ」

我が意を得たりとばかりに、
「うんうん」とうなずくわたし。

「でも、あれって評判いいんだよね」

「いいですね〜」

「なんだかな〜」
と少し複雑な表情を浮かべる御仁。

「なんか、大きな力でも働いてるんでしょうかね」

「分からん。分からんよおれには」
と御仁は言うと、
続けて、カウンターに向かって、
「緑茶ハイおかわり!」と注文。

(御仁は、いつもビールは小さいグラス1杯のみで、
あとは緑茶ハイオンリーになります)

注文を告げると、御仁はまた語り始めました。

「でもさ〜、評判がいい映画を観てさ、
全然面白みを感じないと、
おれは自分の感性が悪いんじゃないかと思って、
へこむんだよ」

「分かります。分かりますよ、その気持ち。
わたしも『全米が涙した』とかいう触れ込みの映画を観て、
全く感動をしなかったりすると、
おれって血も涙も無い人間なんじゃないかって、
すごく不安になりますもん」

「分かる。だからおれは、
あえてそういう映画を観ないことにしてる」

「賢明な選択ですな」

ここで、少し会話が途切れ、御仁は、
わたしのグラスが空になっているの見ると、
「お次は?」と言いました。

わたしはその時点で、生小を2杯飲んでいて、
夜の部の予告も多いということもあったので、
「いや、そろそろウーロン茶にしようかなと思って」
と言うと、
御仁は、
「なに寂しいこと言ってんのよ、
もう一杯いこ。もう一杯」と言いました。

御仁のお誘いは断れないわたしは、
「分かりましたよ。じゃ、もう一杯いきますか」
と言うと、
カウンターの板さんに、
「おかわりください」と頼みました。

「でもさ、最近、ほんと水谷豊って、
メディアに露出してるよね」
と緑茶ハイを飲みながら、御仁。

「ほんとですね」
と生小を飲みながら、わたし。

「こないださ、スマスマに出てさ」

「あ、観ましたよ、わたしも」

「歌、歌ってたよね、
なんていう曲名だったけ、あの歌」

「カリフォルニア・コネクションですよね」

「そうそう、それそれ」と御仁はいうと、
「ジーグーザーグ♪気取った〜♪」
と歌いました。

わたしも後に続けて、
「とーかーいーのー♪まーちーなーみー♪」
と歌いました。

それだけ歌い終わると御仁は、
「でも、水谷豊って、歌い方変わらないよね。
ちょっと斜めに傾いてるんだよね」
と楽しそうに言いました。

「ポケットに手も入れてますよね」
とわたしも楽しそうに言いました。

とまあ、こんな感じで、
お互いニートを自称する、
ふたりのとりとめもない会話は、永遠かと思われるほどに、
続いていくのでした。


2008年06月12日(木)13:49 
最近はすっかり、
のんだくれ日記と化した、
この日記のコーナー。

昨晩も、
深夜3時にお店を閉めると、
ふらふらと夢遊病者のように、
無意識に足が動き、
「はっ!」と気がつくと、
『セックル』のカウンターに座っている自分を、発見。

昨日のわたしは、少々お疲れで、
甘いのが飲みたかったので、
一杯目はビールをやめ、
『スパークリングワイン』にしました。

一口飲むと、
思ったよりも甘くなかったので、
前にマスターに教えてもらい、
グラスに入れてもらった、
ビターズを少量たらした角砂糖を頼みました。

するとマスターは、
「それ前に一度入れましたよね。
他にもこういうのがありますけど、
試してみます?」と言い、
丸っこいビンを見せてくれました。

カシス、ベリー等が入っている、
リキュールとのこと。

わたしはよく分からないので、
ま、ものは試しと、
それを入れてもらいました。

まずまずのお味になりました。

で、もう少し冷えていたほうが美味しいかなと思い、
氷も2個入れてもらいました。

さらに美味しくなりました。

昨日は3時過ぎということもあり、
他にお客さんもいなかったので、
マスターにお酒をご馳走し、ふたりで乾杯。

そして、お互いのお店のことや、
映画にテレビに漫画のこと等を、
取りとめも無く話しました。

2杯目に頼んだのは、
『大葉とライムのカクテル』

フローズンカクテルで、
味は甘酸っぱく、
マスター曰く、
「飴玉の小梅ちゃん」風。

これはとても美味し!であります。

3杯目は、
すごく甘いものが飲みたくなったので、
『ベイリーズ』をロックでいただきました。

ドロドロのキャラメル味が美味しであります。

「今日は食べるのはよそう」
と思っていたのですが、
3杯目を飲み干す頃には、
あまりの空腹に耐え切れなくなり、
「ガーリックトースト」を注文。

これもまた美味し。

そして最後に、
『チンザノ オランチョ』をロックで飲み、
会計をしてもらいました。

時刻は4時30分。

外に出ると、
灰色の空からは、
依然雨がザーザー降っていました。

シャーという音を立て、
水しぶきを上げながら、
タクシーが目の前を過ぎます。

そしてわたしは傘を開き、
徒歩1分の家路に着いたのでした。


2008年06月11日(水)19:22 
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こちらの写真は、
わたしが最近イキにイキまくり、
「もう一滴も出ませんで」
ってほどにイッテいる、
『セックル』の店内写真であります。

左手にカウンター席が8つあり、
右手奥には、そこだけぽつんと隔離され、
恋人たちの秘密の語らいの場って感じの、
ラブソファー席が設けられております。

わたしは、セックルのマスターに、
「あそこの席をカーテンで仕切って、
うちの会員さんに使わせてください」
と頼んでいるのですが、
いつも丁重に断られてしまっております。

あまり使われることの無い席なのですが、
昨日の深夜1時過ぎにわたしが行きますと、
なんとカウンター席8席が満席でありました。

わたしが、
「また時間をずらして来ようかな」
なんてことを思いながら、
その場に立ちすくんでおりますと、
マスターが、
「すいませ〜ん。
あちらのお席でお待ちいただいてもよろしいでしょうか」
と言い、ラブソファー席を指差しました。

わたしは、
「え。あそこでひとりで待つのは、ちょっと寂しくないかい」
と一瞬、思ったのですが、
でも、他に致し方ありません。

素直にマスターの言に従い、
その隔離されたラブソファー席に、
腰を下ろしました。

わたしが腰を下ろすとすぐに、
マスターはライターを取り出し、
テーブルの上にある、
アルコールランプに火を灯しました。

まさにそこには、
エイジャの個室の雰囲気が現出しました。

わたしは、
「じゃ、生お願いします」と言うと、
ソファーにもたれ掛かりました。

生が来ると、
ちびちびと飲みました。

隔離された空間で、目の前は壁。

手持ち無沙汰になり、
携帯電話を取り出し、
エイジャの掲示板をチェック。

夜の部の掲示板に、
『ミンミ』さんより書き込みがありましたので、
その場で、返信させていただきました。

30分くらいひとりで飲み、
ようやくカウンター席に案内されました。

生はすでに飲み終わっていたので、
わたしは、『ザ・マッカラン12年』をロックで注文。

それをちびちび、ゆっくり飲んでいますと、
左隣に座っていた20代半ばくらいの男の子に話しかけられました。

聞くと、
その彼は会社を辞めて、
アフリカ諸国とヨーロッパを
5ヶ月間くらい貧乏旅行をしていたとのこと。

それからはお互いの旅行話に華を咲かせ、
会話も盛り上がって来たところで、わたしは、
「え、でも、なんで会社辞めちゃったの。
旅行したかったら?」と聞きました。

「いえ、やりたい仕事があったので」とかれ。

「え、やりたい仕事って?」

「バーテンダーです」

「ほほう!」とわたし。

「そして、いつかは自分のお店を開きたいんです」

「ほほう!」さらに感心するわたし。

そしてまた聞いてみました。

「でも、堅気の仕事から、
水商売だとご両親は反対されたんじゃない?」

「ええ。そうですね。反対されました。
でも、やっぱりやりたい仕事なんで」とかれ。

いや〜、若者が夢に向かう決意を聞くというのは、
とっても気持ちいいものですね。

素直に頑張って欲しいなと、
応援したい気持ちになりました。

結局、その彼とは2時間近く話をして、
すっかり酔いが回ったわたしは、
おいとました。

また一緒に飲もうねと約束して。


2008年06月11日(水)00:09 
今日は、
伊勢佐木モールの関内駅側の入り口すぐにある、
『富士そば』に久しぶりに行きました。

注文したのは、『特選富士そば』。

これは、
わかめ、半熟たまご、かにかま、
油揚げ、天かすが、特別に選ばれ、トッピングされ、
それで『特選』富士そばと名づけられたシロモノ。

わたしの好物のひとつであります。

そして今日は、
さらにイカ天をトッピング。

その上に、
七味を結構多めに振りかけ食しますと、
まさに「美味し!」

エイジャ付近には、
結構凝ったそば屋さんも多いのですが、
何故か富士そばの、この『特選富士そば』が、
一番安いくせに、一番美味しく感じられるのです。

今日は久しぶりということもあって、
汁まで全部一気飲み。

食べ終え富士そばを出ると、
お店に帰る途中に、
ぶらりと『有隣堂』に寄ったのですが、
思わず、面白そうな新刊本を2冊に、
漫画3冊買ってしまいました。

まだ読んでない本が、
まさに山積みとなっているのに、
なんてことでしょう。

もしもお店を休みにして、
寝る時間以外を読書に費やしたとしても、
全部読み終わるには、
おそらく数ヶ月は要することでしょう。

さらに今日もヤフオクで、
本屋さんに売っていない漫画をいくつか入札し、
相棒だって、まだシーズン2の後半だ。

ほんと時間が足りない。

なによりも、
わたしは寝るのが一番好きだから、
ほんと始末が悪い。

昨日も、セックルから帰ってきて、
相棒をほろ酔い加減で観ていたら、
ものの10分ほどで、眠りに落ちてしまった。

そして時間が足りないと嘆いているのに、
何故か、今日はこれで日記3本目だ。

わたしは、
どうしてしまったのでしょうか。

とうとう壊れてしまったのでしょうか。


■2008年06月10日(火)16:02  読者プレゼント
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暑い季節になりました。

いつもこの日記を読んでくださっている方に、
わたしからささやかなプレゼントがあります。

それは、本日生協で仕入れた、
このチョコレートアイス。

激ウマです。

7本入りなのですが、
1本はわたしが食べたので、
残りはあと6本。

お帰りの際に、
お声を掛けてください。

残っていれば、差し上げます。

ただし!

1カップルさん1本のみ。

エイジャで遊んだあとのアイスは格別かと思います。

1本のアイスをお二人で分け合いながら食べ
その日のエイジャの思い出を語りながら、
仲良く家路についてくださいね♪

わたしが食べてしまう恐れも多々ありますので、
みなさん、ハリーアップ(^o^)/


2008年06月10日(火)14:03 
昨晩も、
営業が終わると、
水が高いところから低いところへと流れるように、
自然と足がセックルへと向かっていました。

でも、セックルに入って、
ちょっとびっくり。

月曜日の深夜1時過ぎにも関わらず、
8席あるカウンター席のうち、
7席がすでに埋まっておりました。

わたしは、
ちょうど真ん中にぽつんと空いていた席に腰掛け、
温かいおしぼりを女の子のスタッフから受け取りますと、
即座に、「生ビールください」と注文。

じめじめと、うっとおしい季節で、
ついつい気分も湿りがちでありますが、
でも、そんな時期だからこそ、
一杯の生ビールが、実に美味しく感じられます。

人生、何事もプラスもあればマイナスもあり、
表もあれば、裏もある、
ビールを飲みながら、
そんなことをしみじみと実感。

でも、読者のみなさんは、
不思議に思うかもしれません。

「そんなにビールがうまいのに、
なぜ、2杯目を飲まないのか」と。

それは単純なことであります。

2杯目のビールは、
それほど美味しく感じられないからであります。

これを経済学の専門用語で、
『限界効用逓減(ていげん)の法則』といいます。

簡単に説明させていただきますと、
セックルの生は一杯600円ですが、
最初の一杯は、
「900円くらい出してもいいかな」
と思うほど美味しいので、
600円という値段は安く感じられます。

でも、2杯目となりますと、
わたしの場合はその価値が半分の450円くらいに減るので、
600円出すんだったら違うお酒を飲もうかなって、
思うようになるのです。

そしてもしも、3杯、4杯、5杯・・・と、
進んでいくと、お腹も一杯になり、
誰かに奢られても、
「いえ、結構です」と断るほどになるのです。

こうして、生ビールの値段は600円と変わらないのに、
飲み進むにつれて、
効用(この場合は美味しさ)は、徐々に減っていく、
これを『限界効用逓減の法則』と言うのであります。

これはあらゆる物事の宿命と言ってもいいでしょう。

エロスの世界でも、それは言えます。

何度も何度も肌を合わせるうちに、
徐々にその限界効用が逓減していき、
人はその減ってしまった効用を
どうにかして埋め合わせたいと考えます。

そして、
「今日、エイジャ行く?」

そんなことを、ちょっぴり恥ずかしげに、
言うのであります。


2008年06月09日(月)22:03 
今日は映画に行く前に、
関内駅南口から歩いてすぐの、
『モスバーガー』で朝食。
(と言っても昼過ぎですが)

わたしの好物は沢山ありますが、
モスバーガーのライスバーガーは、
その中でも特に好きなのです。

今日は、
ライスバーガーのカルビ焼肉と海鮮かき揚げを注文。

関内駅のモスバーガーは、1Fと2Fがあって、
2Fでホットウーロンを飲みながら、
注文の品が来るのを待っていました。

5分ほどで来て、
「美味し!」「美味し!」と食べていると、
隣のテーブルで、
60歳は優に超えた、
一人は小太り、もう一人はのっぽのご老人が
映画談義をしているのが、耳に入って来ました。

「いや〜最近の映画は、
若者向けなのか、わたしにはついていけないね〜」
と小太りのご老人。

「そうだね〜」と、
のっぽのご老人は素直に同意。

「最近の映画はさ〜、
もうバンバン人が殺されるでしょ」

「うん。殺されるね〜」

「機関銃でバンバンと人が撃ち殺されるは、
車はひっくり返るは、ほんとどうにもついていけない」

「うんうん」

「昔の映画はさ〜、あの西部劇のシェーンなんかは、
シェーンが悪漢どもを5人くらい殺すんだよね」

「うんうん」

「でもさ、子役がシェーンに言うんだよね、
 『どんなに悪い人でも、そんなに簡単に殺しちゃ駄目だよ』って」

わたしは、あの有名な、
「シェーン!カムバック!」という台詞は知っていましたが、
『シェーン』自体は観たことがなかったので、
「ふ〜ん」と思いながら聞いていました。

「そういう時代だったんだよね。
今の映画は、バンバン人がすぐ死ぬ。
平均して、ひとつの映画で300人は死ぬね」
と小太りのご老人は続けて言いました。

「え!そんなに死んでるかい」とのっぽのご老人。

「死んでるね。わたしは途中まで数えたんだよ。
すぐに分かんなくなったけど、300人は死んでる」

「へー。そりゃすごい」

わたしは、
(なんの映画を観たんだろう、ランボーかな〜)
と思いながら会話を聞いていました。

「そういう映画ばっかりだから、
変な事件も増えるんだよ!」
と少々ご立腹の小太りのご老人。

「ほんと、嫌な事件が増えたよね」

「そうだよ。ありゃあ、映画の影響もあるね」

「うんうん。それに映画が複雑だったり、
登場人物がたくさん出てたりすると、
誰が誰なんだか、途中から分からなくなるよ」

「映画は単純なのが一番いいね」

「単純なのが一番だね〜」

この言葉には、わたしも、
(ほんとそうだな〜)と我が意を得たりの気分でした。

ライスバーガーを食べ終わったわたしは、
雨の中バイクに乗って、
ワールドポーターズに向かいました。

今日の映画は、
三谷幸喜監督の
『ザ・マジックアワー』

わたしの笑いのツボに入りまくりで、
面白かった〜。

三谷幸喜さんの作品は
『ラヂオの時間』
『みんなのいえ』
『笑の大学』
『THE 有頂天ホテル』
『ザ・マジックアワー』
と観ましたが、
わたしの中では、
『みんなのいえ』に次ぐ
面白さだったかな〜。

ちなみにあとの順位は、
『ラヂオの時間』
『笑の大学』
『THE 有頂天ホテル』かな。

ちなみに、
有頂天ホテルはDVDで借りたのですが、
途中で観るのを止めちゃったんですよね。

最後まで観たら面白かったのかな。

でも、
『ザ・マジックアワー』は、
今日の二人のご老人にも観て欲しいな。


2008年06月09日(月)19:47 
先週は、
エイジャから徒歩30秒のところにある、
バー&グリル『セックル』皆勤賞のわたし。

木曜日のセックル休みの日以外、
全て行きました。

ええ。もう立派な飲んだくれですよ。

セックルの生ビールが、
じつに美味し!なんですよね。

エーデルピルス』という銘柄で、
わたしもセックルで初めてその名を知りました。

普通の生ビールよりも、
苦味があるのが特徴なのですが、
この苦味がじつに深い味わいがあるのです。

まさに苦味が旨味の生!って感じ。

去年初めて口にした時は、
正直言ってそれほど美味しいとは思わず、
というより、
通常の生ビールよりちょっと飲みづらいかなって、
思ったほどだったのですが、
最近、他に飲みたいのがなかった時に、
「とりあえず生でいいか」って感じで、
何気なく頼んで飲んだら、
これが、滅法美味しく感じられたのです。

それ以来すっかりはまってしまい、
営業終了が近づいてくると、
ふつふつと、
「生が飲みたい!」という気持ちが、
抗えないほどの勢いで、襲ってくるのであります。

そんなわけで、最近のわたしは、
最後のお客様がお帰りになりますと、
店内の掃除もそこそこに、
お店の外の黒扉の鍵を閉めると、
意気揚々とセックルへ向かうのです。

でも昨日は、
最後まで残っていらっしゃった『M・M』さんと
3人で行きました。

M・Mさんは、
エイジャオープン当初から通ってくださっている、
とても素敵なカップルさんです。

とても控えめなカップルさんでございまして、
以前、「ヘヴィーユーザーに登録させてください」
とお頼み申し上げたところ、
「わたし達はあまり目立ちたくないので・・・」
と断られてしまいました。

ちなみに断られたのは、
後にも先にもM・Mさんだけでございます(笑)。

もうエイジャに長年通ってくださっているので、
とっても仲良しのカップルさんのはずなのですが、
ご両人にそれを指摘しますと、
お二人とも強行にそれを否定します。

だから、仲がいいのか悪いのかよく分からないのですが、
でも、お二人のお互い飾ることの無いけんか腰の会話を聞いてますと、
「やっぱり仲がいいんだな〜」と思い、
それを再び指摘しますと、やはり否定します。

でも、そんな邪気の無いやりとりが、
わたしにとっては楽しいんですよね。

なので、
最近「お酒は一日2杯」と決めていたわたしですが、
楽しい会話にお酒もすすみ、
『生ビール』、『ウィスキーロック』、
締めに、『HOTの卵ミルクキャラメルカクテル』と、
久しぶりに3杯も飲んでしまいました。

M・Mさんと別れ、
ひとりお店に帰って来ると、
『相棒』を観ることにしました。

ほろ酔い加減で観る相棒は、最高です。

ふわふわとした気持ちの良さを感じながらの鑑賞ですので、
普段よりも、ちょっとしたことで笑ってしまいます。

鑑識の米沢の顔を見ただけで、
笑みがこぼれてしまうのです。

でも昨日は見ているうちに寝てしまい、
はっと目を覚ましたら、
いきなり犯人が犯行を自供しているシーンに。

とりあえず最後まで見て、
それから再び、寝てしまったところから見直しました。

犯人や動機が分かって見ると、
また違う楽しさがあるのが発見できました。


■2008年06月08日(日)21:55  うどん工房『さぬき』
前の日記に出てきた、
わたしが今日行ったうどん屋さんですが、
名前は『さぬき』と言います。

場所は、
ユニーの入り口をスタート地点としますと、
ユニーを右手にし、
伊勢佐木モールを、しばらく歩きますと(5分くらいかな)、
左手の角に『さぬき』はあります。

カウンター6席程の小さなお店ですが、
木目を基調とした内装と、
店内にベタベタと貼ってある手書きのお品書きが、
妙に、食欲を誘います。

去年あたりから気にはなっていたのですが、
エイジャから少し離れているということもあって、
「食べに行く」という行動には、なかなか移せぬまま、
冬が過ぎ、春が過ぎていました。

そして今日、
なんとなくうどんが食べたくなって、
伊勢佐木モールをてくてくと歩き、
初めて行ったのであります。

お店に入り、席に座ると、
張り紙をきょろきょろと見ながら、
何を食べようかとしばしの思案。

その中で、
「わかめたっぷり、わかめうどん」
というのが「ピ〜ン」と来たので、注文。

でも、わかめだけだと寂しいので、
ちくわ天と生たまごをトッピングで頼みました。

気になるお味ですが、
スープやちくわ天はとても美味しかったのですが、
肝心の麺が、期待はずれでした。

うまくは言えないのですが、
麺が少々固かったような。

ま、柔らかければいいっていう訳ではないんだろうけど。

わたしは、
うどんは、つるつる、しこしこ、
略して、「つるしこ」が好きなのであります。

でも、たぶん、
またいつの日か食べに行くと思います。
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■2008年06月08日(日)16:37  母さん事件です。
今日はうどんを食べようと思い、
エイジャを出て、階段を降り、
右に曲がったら、
前方になにやら人だかりが。

救急車やパトカーも出動しております。

「なんだ、なんだ」
と思いながら、近づくと、
車が横転していて、びっくり仰天。

車が横転している姿なんて、
初めて、生でみましたよ。

人の不幸なんてどこへやら、
思わず、携帯電話を取り出し、ぱしゃり。

その瞬間、
ピロリロリーン♪と、
その緊張感溢れる情景には相応しくない、
なんとも間抜けな音がして、
とても恥ずかしくなり、
わたしはすぐにその事件現場を去りました。

こんなニュースにもならない事故ですが、
初の生横転を見たわたしには、
結構、衝撃でした。

きっと見慣れた風景が
車の横転によって、
崩れていたからでしょう。

毎日、毎日、
さまざまな事件が新聞の紙面を、テレビの画面を賑わしますが、
やはり自分の目と耳で、見たり、聞いたりしたものは、
ちょっとしたことでも「はっ」としますし、
記憶にも残りますよね。

でも、
どんなに連日連夜、ワイドショーで報道された大事件でも、
自分との関連性がなければ、
すぐに忘却の彼方へと紛れ込んでいってしまうような気がします。

これは、次から次へと、
どんどん新たな大事件が起こってしまうから、
というのもあるとも思います。

じゃあ、どうせ忘れるなら、
最初から報道しなくてもいいんじゃないか、
そんな風にもわたしは思います。

毎日、毎日、
暗いニュースばかりじゃあ、
精神衛生上よくないのではないでしょうか。

それに報道されることで、
事件そのものよりも、
被害が大きくなることだってあると思います。

昔から言うではありませんか、
「知らぬが仏」と。

知らないことが多いから、
人間は幸せに暮らしていけるような気がするのですが、
現代の情報化社会では、
出家でもしないと情報からは逃れられません。

では、どうすればいいのでしょうか。

わたしは考えに考えました。

そして結論がでました。

やっぱり、
非日常的な空間に身を浸して、
しばしの間だけでも、日常を忘れるしかないのかな〜と(*^_^*)


2008年06月07日(土)13:58 
今日からドラマ『ルーキーズ』第2章!

つい先日、ふと立ち寄ったコンビニで、
極厚お得版のルーキーズ1巻〜4巻を見つけ、
なんとく買って読んでみたら、
これがなかなか面白い。

あっと言う間に読み終わり、
今日、営業前にブックオフに行き、
5巻と6巻を見つけ、レジに持っていく途中、
『ニッポン縦断仰天フーゾク』という本がふと目に入り、
わたしの興味をそそりました。

で、ついでにそれも購入。

まだパラパラとしか読んでないのですが、
ほんとびっくり仰天のエピソードの数々。

日本という国に生を享けてから、
わたしも優に30年以上が経ちましたが、
まだまだ知らないことが多すぎます。

これからも虚心坦懐、
無知を恥じることなく、
様々なことを学んで行きたいと思います。


2008年06月06日(金)14:38 
昨晩のこと、
昨日の日記を読んだある方から、
「なんだよ、マスター。
飲みに行くなら誘ってくださいよ〜」
とのありがたいお電話をいただきました。

わたしだって、誘いたいのは山々なのですが、
わたしの仕事が終るのは大体深夜過ぎ。

おいそれと軽々しく、
電話をかけられる時間でもないのであります。

それに、
非日常の裏社会に従事するものは、
かたぎの仕事をしてらっしゃる方の日常を
無闇に犯してはならないという、
厳しいおきてがあるのであります。

日本経済の根幹に関わることなのです。

でも、先日は、
この付近に住んでいらっしゃる、
わたし同様自称ニートの御仁に、
メールでお誘いをかけたところ、
返信があったのは、
次の日の朝でございました。

そういう深い、深い事情がありますので、
昨日も、エイジャの営業が終ると、
ひとりで『セックル』へと向かいました。

でも、休みでした。

で、どうしたものかと、
しばし考えあぐねた末、
「天津チャーハンを食べよう」
との考えが、心の中でしっくりと来たので、
『自由軒』へ行きました。

で、そこで見たものとは!

いつもと変わらない、
自由軒の風景でございました。


2008年06月05日(木)20:24 
6月と言えば、
ジューンブライド。

この月に結婚をした花嫁は、
幸せになるそうです。

そんなハッピーな言い伝えがある6月でありますが、
エイジャは2日連続で夜の部に、
カップルさんはどなたも来られませんでした。

もう、わたしのブライドはズタズタですよ!

(プライドに掛けてみました(*^_^*))

でも、電話は何度か鳴りました。

スヤスヤと寝ているところに、
『レジースミス』さんから電話で起こされ、
それからは、ぼーっとテレビを観て、
時計の針が12時を回ったところで、
「さって、セックルに行くか!」と外出しようとしたら、
『ローズ』さんから電話がありました。

「これから行ってもいいですか」と言われたのですが、
「大変申し訳のうござんすが、
もう閉店してしまったきに、
来ないでくんろう、おっかさん」
と丁重にお断り申し上げると、
わたしは、すたこらさっさとセックルへと向かいました。

セックルに入り、
マスターに挨拶をすると、
温かいおしぼりで顔を拭きながら、
「生」と注文。

いっきに半分飲んだところで、
『ソーセージ盛り合わせ』を頼みました。

ソーセージの盛り合わせが来た時には、
生ビールはすっかり空になっていました。

そこで、わたしは、
「山崎12年、ロックで」と注文。

それからは、ロックグラスを傾け、
氷をカランコロンとグラスの中で躍らせながら、
ウィスキーをちびちびと飲み、
ソーセージをプチプチと食べました。

グラスも空になり、
ソーセージも食べ終えたところで、
お会計をしてもらいました。

しめて、2500円。

お金をぴったし2500円置いて、
ついでに、その日の愚痴もカウンターの片隅に置きざりにして、
わたしはセックルを後にしたのでありました。


2008年06月04日(水)19:19 
昨日のひるわけは予約が入らず、
お休み。

夜の部はお客様が入らず、
いわゆる、開店休業状態でした。

おかげさまで、
『相棒』を4話と、
日韓バレーボール戦、
それに『椿山課長の7日間』を観ることができ、
お店を閉めてからは、
セックルに飲みに行きました。

そして、今日の映画は、
『幸せになるための27のドレス』

今日は、レディースデーということもあってか、
館内には沢山の女性がいらっしゃいました。

わたしが観た映画も女性だらけ。

ざっと100人くらい居た観客の中で、
男性は5人くらいでしたでしょうか。

しかも、男一人で観ていたのは、
きっとわたしだけだったと思います(笑)。

最近は、酒と読書と映画、
それに昼寝の日々でございます。


2008年06月01日(日)19:22 
今日の映画は、
『心理学者 原口鶴子の青春』

ちょっと趣向を変えて、
ドキュメンタリー映画にしてみました。

原口鶴子さんといえば、
この日記を読んでおられる方なら、
たぶんご存知のことと思われます。

そうです、
明治に生まれ、
100年前に単身渡米し、
日本人女性として、
初めて、心理学の博士号を取り、
けれども、29歳で、
これからと言うときに
病に冒され、志半ばで亡くなってしまった女性です。

そして監督はなんと!
あの!泉悦子さんでございます。

そして今日は、
上映前に泉悦子監督ご本人による、
舞台挨拶もありました。

わたしは、映画を観るときは、
大抵、後ろで観ることが多いのですが、
監督は、舞台挨拶が終ると、
わたしが座っている列の、
一番はじっこに座りました。

わたしと監督の間には、
誰も座っておらず、
席にして、5席ほど空いていたでしょうか。

すぐに上映が始まり、
しばらくの間は、とても興味深く観ていたのですが、
写真や、建物、自然の映像と、
それにかぶさる心地の良いナレーションに眠気を誘われ、
不覚にも眠ってしまいました。

監督さんが側で観ているというのに!

わたしはなんだか悪いことをしてしまった気がしました。

でも、とてもいい映画でした。

なんて言うんでしょう、
作り手の気持ちがダイレクトに伝わって来る感じがしました。

でも、それは、
監督がすぐ側にいたからかもしれません。

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